(株)アッカ・ネットワークスと(株)アッカ・ワイヤレスは21日、モバイルWiMAXによる広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)事業の展開に向けた、2.5GHz帯を利用する特定基地局の開設計画(モバイルWiMAX)について、本日総務省より事業者の認定を受けられなかったと発表した。
認定漏れとなったモバイルWiMAXに関しては、このたび認定された(株)ウィルコムと、KDDI(株)を主体としたワイヤレスブロードバンド企画(株)から提供される仮想移動体通信事業者(MVNO)サービスを利用し、サービス事業モデルの転換を図るという。
BWA事業については今後、これまで検討してきたサービスモデルやパートナーとの関係を活かし、モバイルWiMAXを利用したエコシステムの実現を引き続き目指していくとしている。なお、今後ほかの周波数帯の割り当てが行なわれる場合は、事業者認定の申請を行なうことを選択肢に挙げている。
また同じく認定から漏れた、ソフトバンク(株)とイー・アクセス(株)などが出資するオープンワイヤレスネットワーク(株)からは「この評価については、まったく納得できないし、受け入れられない。我々の要望が反映されていないことは、誠に遺憾である」(原文ママ)とだけコメントしている。