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【レビュー】印刷速度を高速化したインクジェット普及モデル エプソン「PX-V780」

2007年12月19日 12時00分更新

文● 行正和義

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印刷サンプル オリジナル

印刷サンプル 参考用に300dpiでスキャンした印刷サンプルのオリジナル画像も掲載する。ただし、約2000×3000と大きいので拡大画像を開く際にはご注意いただきたい

 インクジェットプリンタの家庭での印刷が、ハガキや写真画像が主流なのはいまだに変わらないとは思うが、印刷の高速化や黒のしまりがいい顔料インクの搭載などによってテキスト印刷でも十分使えるようになってきた。特に本機は、モノクロ文書ならば家庭用ページプリンタよりも速くなってきたため、小規模オフィスのビジネス用途にも使えるのは大きい。写真画質に関しては定評のあるカラリオシリーズだが、印刷速度では他社製品群に比べてやや弱いという印象があるなか、高速性をうたう本機のようなモデルは同社にとって貴重ではある。もちろん文書専用というわけではなく、つよインクによる発色は顔料系ながら染料系インクとも遜色のない鮮やかさで、印刷品質も高いままに褪色保護・耐水性のある印刷結果が得られる。

印刷サンプル1 印刷品質“きれい”オートフォトファインなし。4色機ならではの中間調での粒状感は若干残るものの、写真印刷に適した高品位モデル「PX-G」シリーズがあるように発色の自然さは染料系インクにけっして劣るものではない。L判にふちなし印刷結果を300dpiでスキャンし、縦800ドットにリサイズしたものと600×800ドットにトリミングしたものを掲載した。スキャン後の画像補正はかけていないが、印刷結果の見た目とは若干発色などが異なることはご了承いただきたい

印刷サンプル2 印刷品質“きれい”オートフォトファイン標準。彩度や明るさを上げつつシャープネスをかけてしっかりした発色となっている

印刷サンプル3 印刷品質“標準”オートフォトファインなし。印刷サンプル1、2に比べると細部での階調感が弱くなったため逆にシャープな印象となった。印刷品質的にはそれほど悪くなく、印刷サンプル1、2では5分30秒前後かかったのに対して3分弱という印刷時間で済んでいるのだから、時間短縮という意味でのコストパフォーマンスは高い

印刷サンプル4 印刷品質“きれい”オートフォトファイン標準、印刷ツールの「Epson EasyPhotoPrint」にて“くっきりあざやか”補正をかけてみた。彩度やシャープネスが強調されすぎる感はあるものの、非常に効果的だ

元画像 印刷に用いた画像データ。元画像は1200万画素デジタルカメラによるもので4000×3000ドット。掲載用に800×600ドットにリサイズおよびトリミングしている

 主流が複合機にシフトしつつあるインクジェットプリンターの中で、専用機は入門機とプロ/ハイアマチュア向けのハイエンドに二極化しつつある。そんな中で、普及価格帯ながら写真もきれいに印刷できてモノクロ印刷も高速、なにより非常にコンパクトに収まった本機の実用性はかなり高いと言えるだろう。


“カラリオ”PX-V780の主なスペック
製品名 Colorio PX-V780
印刷方式 MACH式インクジェット
印刷解像度 最高5760×1440dpi
インク 4色(C/M/Y/Bk)
インクノズル 黒180ノズル×2、CMY各59ノズル
印刷サイズ A4縦~A6縦、ハガキ、封筒、L判、2L判、KG、ハイビジョン、六切
給紙容量 A4最大120枚、ハガキ最大50枚
液晶ディスプレー なし
インターフェース USB 2.0(Hi-speed対応)
本体サイズ 幅435×奥行き240×高さ161mm
重さ 約3.9kg

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