(株)ココアは14日、和製3D仮想空間「meet-me」のα版サービスを16日の15時に開始すると発表した。
meet-meは、実在する空間をバーチャル世界に実現するというのがコンセプト。米リンデン・ラボ社の「Second Life」などとは異なり、カーナビ用のデジタル地図を用いて、実際にある道路や住宅区画なども忠実に再現される点が特徴だ。α版では実際の東京と同じ光景が展開される。ユーザーが受身であっても心地よくすごせる環境を提供すると言う点もコンセプトとなっている。
αサービスに参加するためには、同社の公式ウェブサイト「meet-me」(http://www.meet-me.jp/)にアクセスし、ユーザー登録することが必要だ。運営側からの招待制になっており、多数の応募があった場合は、全員に対して即時にアカウントが発行されない場合もあるという。参加には、Windows XP SP2以降に対応する専用クライアントソフトが必要だ。
また、大学のゼミ、部活動、サークル向けに、meet-me上の土地を無償解放して、3D空間内での活動を支援する「アカデミックアライアンスプログラム」の受付も17日に開始する。応募方法に関しては、ココアのウェブサイト(http://www.co-core.com/)を参照のこと。
ココアは今年3月に設立された企業で、12月現在トランスコスモス(株)など9社が出資している。(株)産業経済新聞社、(株)フジテレビジョンといったメディア企業や、(株)スクウェア・エニックスなどゲーム企業が参加している点も注目される。同社では、試験運用後2008年春ごろをめどに、meet-meの世界観を構成する主要機能が実装されたバージョン(08/Spring版)の一般公開を行なう予定だ。