イー・モバイル(株)は14日、同社が提供するモバイルデータ通信サービス「EMモバイルブロードバンド」のデータ通信量の計算に誤りがあり、利用した通信履歴データの一部が累積通信量計算へ反映されていなかったと発表した。請求もれ金額は総額約3000万円。
過小請求があったのは、通信量に応じて料金が変わる「ライトデータプラン」の利用者のうち約7200人(11月現在)。課金ソフトウェアの不具合により、ライトデータプラン加入のユーザーの利用料金が、過小に請求されていた。また、定額プランのユーザーについても、請求額に変動はないが、イー・モバイルユーザー向けのポータルサイト「My EMOBILE」に表示されるデータ通信利用実績が実際とは異なっていた。
この不具合は今年3月31日のサービス開始時から発生しており、不具合を修正した今月12日まで、データ通信量を実際より少なく計算していたという。
なお、12日以前の誤った通信量については、過小請求分をユーザーに請求することはないという。