(社)電子情報技術産業協会(JEITA)は14日、今年10月の移動電話(携帯電話機・PHS端末)の国内出荷台数実績を発表した。国内の携帯電話機・PHS端末の出荷数の合計は256万台で、前月比102.9%、前年同月比69.6%となった。
携帯電話機の出荷数は235万2000台で、前月(9月)をわずかに上回ったものの、前年同月比では64.5%と減少している。逆にPHSは出荷数が24万1000台で、前年同月比では293.4%と大幅に上回っている結果となった。この結果を受けて、JEITAでは今月に発売予定の「年末商戦向けの冬モデルに期待している」とコメントしている。
4月から10月までの今年上期の販売台数については、携帯電話機が2782万台で、前年比106.0%と微増している。また、契約数では10月から減少傾向に転じているPHS(関連記事)も、119万8000台で133.4%と増加傾向となっている。
2007年10月単月での出荷台数実績
- 携帯電話機・PHS合計
- 256万台(前年同月比69.6%)
- 携帯電話機合計
- 231万9000台(64.5%)
- ワンセグ対応携帯電話機
- 79万5000台(254.2%)
- 3G以降の携帯電話機
- 228万6000台(65.3%)
- 2G携帯電話機
- 3万3000台(34.7%)
- 公衆用PHS
- 24万1000台(293.4%)
2007年4月~10月の累計出荷台数実績
- 携帯電話機・PHS合計
- 2782万台(前年同期比106.0%)
- 携帯電話機合計
- 2662万2000台(105.1%)
- ワンセグ対応携帯電話機
- 821万5000台(――)
- 3G以降の携帯電話機
- 2634万5000台(114.4%)
- 2G携帯電話機
- 27万7000台(11.9%)
- 公衆用PHS
- 119万8000台(133.4%)
今回発表されたのは、調査対象となった企業各社の出荷数を基にしたデータ。調査対象は、カシオ計算機(株)、京セラ(株)、三洋電機(株)、シャープ(株)、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)、(株)デンソー、(株)東芝、日本電気(株)、NEC インフロンティア(株)、パナソニック モバイルコミュニケーションズ(株)、(株)日立製作所、富士通(株)、三菱電機(株)、(株)日立国際電気、セイコーインスツル(株)、日本無線(株)、(株)ケーイーエスの17社。