マイクロソフト(株)が送り出した今年下半期の超話題作「Halo 3」。9月27日にXbox 360版として発売されてから、日本だけでも10万本に迫るセールスを記録し、大ヒットとなっている本作だが、9日にこのHalo 3の日本一を決める大会「Halo 3 Japan Championship」の準々決勝~決勝が行なわれた。
本大会は、一次予選、二次予選、決勝大会の3回に分けて行なわれ、二次予選まではすべてオンライン上で行なわれた。個人戦とチーム戦の2種類を用意し、一次予選では、それぞれのスキルレベルの上位192名、上位32チーム(計128名)から選出されていた。その後、Xbox LIVEを介したオンライン予選を行ない、上位32名、上位4チーム(計16人)が本日の決勝大会へと駒を進めた形となる。
文字通りトップランカーぞろいの対戦となった本大会、日本一となったのは一体ダレなのか!?
さくらんぼブービー、喜屋武ちあきと濃いメンツがゲストに登場
まずはXbox 360のイベントと言えばこの人、Xboxマーケティング本部PRグループPRマネージャの巽 重夫(たつみ しげお)氏が登場。続いて、お笑い芸人“さくらんぼブービー”のお二人、鍛冶輝光さんと木村圭太さん、さらにタレントの喜屋武(きゃん)ちあきさんが登場した。この3人はただのゲストではなく、Halo 3好き芸人(アイドル)ということで、審査員としての登場となる。
特に鍛冶さんは「チームスレイヤー」(チームを組んで、協力しながら敵を倒すルール)でスキルレベル45という強者(最大スキルレベルは50)。一方の木村さんもスキルレベル27ながら、二人で出場したチーム戦では、個人戦で決勝大会に出場したメンバー率いるチームを二次予選の1戦目で撃破しているという。
喜屋武さんはHalo 3の腕前としては、「負けまくりでかなわない」としながらも、試合観戦中にHalo 3の専門用語が自然に飛び出すなど、ただのゲストではないことを印象付けていた。
巽氏は、本大会の決勝進出者について「10代の人が7割を占めてますね、このゲームは17歳がピークですから」、と冗談とも本気とも取れる発言をしていたが、反射神経も重要な要素となるこういったゲームの大会では、あながち間違いではない。そんな中、「30代のプレイヤーが決勝大会に1人だけ出場している」と発言し、会場を盛り上げていた。
準々決勝から熱い戦いでみんなの目もヒートアップ
準々決勝は、ルール「Lone Wolves」(個人戦)でThe Pitをマップに選び、25キルをいち早く達成するか、10分が経過した時点でのキル数が多い人から、上位4名が準決勝に進出するという方法が取られた。比較的、高所や開けた場所が多いマップなだけに、遠距離武器が猛威を振るっていたようだった。
さて、ついに始まった準々決勝第1戦目、準々決勝に進出したプレイヤーのうち、2人が時間に間に合わなかったということで、6名での戦いとなった。この6名のうち4名が準決勝に進出するということで、ややラッキーな組である。
ステージには8人全員の画面が一斉に表示されて、誰がどこにいるのかが分かるようになっていたが、さすが全員がトップランカーということもあり、誰もがずーっと動き回っている様子が映し出されていた。また、第1戦目からいきなりの接戦が繰り広げられ、そんな様子に鍛冶さんは「見てて疲れちゃったよ、まるで自分が戦ってるみたいに見てしまう」と語っていた。
準々決勝1戦目を勝ち抜いたのは、「マルツキ」氏、「ゴゴティー」氏、「サブリナ」氏、「ダンシング ユウスケ」氏の4人。このマップでは、マルツキ氏とゴゴティー氏が20キルを越えており、「頭ひとつ抜けていた」と巽氏。
2戦目も同様にひたすら全員が動きまくるプレイで、大会を観戦した一般来場者の目を釘付けにしていた。2戦目を勝ち抜いたのは、目立ってしまうにもかかわらず、1人赤いアーマーを身につけて25キルを達成した「コルタナ」氏、「ジーエス マクス」氏、「カワサキ」氏、「ファントム」氏の4人。
3戦目は、Halo 2の決勝大会でも8位に残った実力者「カズ」氏、(株)セガの格闘ゲーム「バーチャファイター」でも有名な「ネオタワー」氏など、腕に覚えがある強者が多い屈指の好カードとなった。ここをトップで勝ち抜いたのは「ネオタワー」氏。続いて「クラクラン」氏、「カズ」氏、「ナンバー04」氏となった。
4戦目には、巽氏が「ここまで緊張しない人は今まで見たことがない」と語る「おいさん」氏がいたが惜しくも破れて、「グローネンダール」氏、「ヒラヤマックス0」氏、「ヘイローマム」氏、「リオン エックス」氏が勝ち抜いた。唯一の30代として紹介された「デュペル」氏も惜しまれながら敗退した。