プレビューでPDFの結合や画像の切り抜きまでできちゃう!!
Leopardアプリケーションガイド(後編)
2007年12月10日 02時23分更新
文● MacPeople編集部
3. プレビュー
Leopardの「プレビュー」は、ソフト名が間違っているのではないか? と思えるほどの高機能化を果たしている。PDFの編集機能の強化によって注釈の追加が可能になったほか、レタッチソフト並みの画像の切り抜き機能、写真のカタログ印刷機能など、もはや「とりあえず見る」ソフトの域を超えた。
PDFの編集(楕円/長方形)
(1) PDFファイルを開く
複数ページにまたがるPDFファイルを開くと、右側のドロワーにページのサムネールが並ぶ
(2) ツールバーをカスタマイズ
PDFの編集作業をスムーズに行うために、各種のツールをツールバーに配置しておくといい
(3) 楕円形で選択する(i)
ツールメニューから「楕円」を選べば、従来同様に楕円でPDFの一部を選択できる
(4) 楕円形で選択する(ii)
「ツール」メニューから「インスペクタ」を呼び出せば、楕円を実線から点線に替えることもできる
(5) 長方形で選択する(i)
新たに長方形で選択するツールが加わった。楕円形と同様にマウスドラッグで大きさを変えられる
(6) 長方形で選択する(ii)
「インスペクタ」で、実線から点線の変更や色の調整も可能だ
PDFの編集(メモ/リンク/マークアップ)
(1) 「メモ」ツールを選ぶ
ツールバーから「メモ」をクリック。見あたらない場合は、ツールバーのカスタマイズ画面で追加しておこう
(2) メモを付ける位置を決める
メモ機能では、PDF上に付箋のアイコンを張り付けて、メモの内容を欄外に記入できる
(3) テキストを編集する
文字編集は行えないが、「マークアップ」ツールを使えば横組みのテキストに3種類の装飾を施せる
(4) テキストに取り消し線を引く
「マークアップ」ツールから「取り消し線」を選ぶと、選択しているテキストを黒い線で消してくれる
(5) テキストをハイライト表示する
同様に「ハイライト表示」を選ぶと、黄色地で強調表示してくれる
(6) テキストに下線を引く
同様に「アンダーライン」を選ぶと、赤色の下線を引いてくれる
(7) テキストにリンクを張る(i)
「リンク」ツールを使えば、選択した部分をURLにリンクさせることが可能だ
(8) テキストにリンクを張る(ii)
同じPDFファイル内の別のページへのリンクも作れる
PDFの編集(ページ挿入/削除)
(1) 白紙ページを挿入する
「編集」メニューから「白紙ページを挿入」を選ぶ
(2) 白紙ページが挿入される
選択中のPDFのページの前に白紙ページが挿入される
(3) ページを削除する
ページを選択した状態で「編集」メニューから「選択したページを削除」を選べば、削除も可能だ
PDFの互換性
(1) Adobe Readerで開く
アドビ システムズ(株)のPDFリーダーで開くと、メモの位置が欄外ではなくマーク付近に置かれ、より視認性が高まる。校正の互換性は保たれている
(2) Tigerの「プレビュー」で開く
メモが「注釈」として表示され、クリックするとウィンドウが現れる。やはり互換性は保たれている
(3) Windows Vistaで開く
Windows Vista上の「Adobe Reader」で開いた場合も、メモの位置がマーク付近に置かれるが、互換性は保たれている
画像の切り抜き(長方形/楕円/投げなわ)
(1) 長方形で切り抜く(i)
ツールバーから「長方形で選択」ツールを選ぶ。ツールがない場合は「ツールバーのカスタマイズ」で追加しておこう
(2) 長方形で切り抜く(ii)
破線の矩形選択エリアが現れるのでマウスドラッグで範囲を指定する
(3) 長方形で切り抜く(iii)
「command」+「K」キーを押すと、選択範囲以外が削除される
(4) 長方形で切り抜く(iv)
(2)の状態でコピー&ペーストすると選択部分をコピーできる
(5) 楕円で切り抜く(i)
「楕円で選択」を選んで範囲を指定する
(6) 楕円で切り抜く(ii)
「command」+「K」キーでトリミング、コピー&ペーストでコピーできる
(7) 投げなわで切り抜く(i)
「投げなわで選択」を選んで範囲を指定する
(8) 投げなわで切り抜く(ii)
「command」+「K」キーでトリミング、コピー&ペーストでコピーできる
(次ページに続く)