4. iChat
LeopardのiChatの魅力は、ズバリ「共有」。ファイルやiPhotoアルバム、そして画面の共有まである。そのほか、ビデオチャット時にPhoto Boothによるエフェクトをかけたり、ファイルをビデオチャットウィンドウにドラッグして転送できるようになった。クリアな音声を実現するAAC-LDコーデックの採用も目玉だ。
既存機能の強化
(1) 「Googleトーク」を正式サポート
Leopardでは設定項目に「Googleトークアカウント」が用意されている
(2) ステータス項目が増加
「Webサーフィン中」「メールチェック中」「電話中」などのステータスがあらかじめ登録されている
(3) フェイスマークが増加
ハートや指先ジャスチャーをはじめ、フェイスマークが倍増している
(4) メッセージオプションが多彩に
起動時に前回開いたままだったチャットに自動的に戻るなど、オプションも増えている
(5) チャットウィンドウをタブ表示
複数人と別々にチャットしている場合に、ウィンドウをひとつにまとめられるようになった。(4)の設定で個別のウィンドウにすることも可能だ
(6) 音声/ビデオチャットを録音
相手の許可が必要だが、チャットの音声やビデオを記録可能。記録時は右上に赤いランプがともる
iChatシアター
(1) iChatでファイル共有
「ファイル」メニューから「iChatシアターでファイルを共有」を選ぶと、相手にファイルを見せられる
(2) Keynoteファイルを共有
図は、アップルのプレゼンテーションソフト「Keynote」で作成した書類をiChatで共有しているところ
(3) Quick Lookでの共有も可能
共有元ではシアターで共有するファイルを開けるソフトが必要だが、Quick Lookで開ける場合もある
(4) iPhotoのアルバムを共有
(1)で「iChatシアターでiPhotoを共有」を選ぶと、iPhotoのアルバムをスライドショー再生可能
画面を共有する
(1) 画面共有をリクエスト
メンバーを選んだ状態で、メンバーリスト下部にあるアイコンから画面共有の提案もしくは要求が可能だ
(2) 相手先の許諾を得る
共有を提案すると相手先に図のダイアログが現れる。「辞退」「テキスト返信」を選ぶと共有できない
(3) 不明のユーザーからの要求
メンバーに登録していないユーザーからの画面共有の提案や要求があった場合は注意書きが付く
(4) 画面を共有する
画面共有を開始すると、一方のデスクトップを二人で操作できるようになる
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