週末見るコンテンツはコレ★ 第17回
【週末見るコンテンツはコレ★】
魔法の学園のアノ人からマグナム弾飛び交う学園のアノ人まで! 魅惑のメガネ男子(?)3作品
2007年11月23日 00時01分更新
メガネ男子ならぬメガネにわとり!?
「チキン・リトル」
「チキン・リトル」
Blu-ray
発売日:2007年4月25日(発売中)
価格:4935円(税込)
DVD
発売日:2006年4月28日(発売中)
価格:3360円(税込)
発売元:ウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメント
http://wdshe.jp/disney/
メガネ男子はCG界にもいた! 米ウォルト・ディズニー社による初めてのオリジナルフルCGアニメ「チキン・リトル」だ。
もしかしたら知らない方もいるかもしれない。それもそのはず、ディズニーとしては珍しくオリジナル作品なのにあまり日の目を浴びなかった不遇の作品だからだ。
当時、ディズニーと米ピクサー・アニメーション・スタジオ社との契約が「カーズ」で切れることがほぼ決定していた。その前に自社だけでCG映画をつくるノウハウを手に入れておこう、という大人の理由が観る前から垣間見えてしまう。その焦りからか、作り込みが少々甘い。だが、そこはディズニー。傑作とはいわないまでも、充分楽しめるファミリー向け映画に仕上げている。ディズニーファンは観る価値があるだろう。
ストーリーの基となったのはイギリスの寓話。頭に木の実が落ちてきたのを空が落ちてくると勘違いしたヒヨコの話を現代風にアレンジしたもの。 チキン・リトルは何をやっても失敗ばかり。ディズニー史上最も不運な主人公はメガネ姿もあいまって、日本が誇るボンクラヒーロー「のび太」とかぶりまくりのキャラクターだ。
ある日、チキン・リトルは「空が落ちてくる」場面を目撃する。誰に言っても信じてもらえないのだが、彼はくじけない。そして奇跡は起きるのであった……。
本作の対象年齢は4~8歳。完全なる子供向きかと思いきや、「宇宙戦争」「スターウォーズ」「キングコング」「メリーに首ったけ」などのパロディも盛りだくさん。大人も充分楽しめる内容となっている。
鶏の子供はひよこのはず。トサカがあるんだからもしかしてけっこうな大人? なんて邪推を楽しみつつ、家族で観るのが吉。
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