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クイックサン、地デジとウェブを統合したテレビパソコン「ROBRO-ZERO TVonWINDOWS PC」を先行販売

2007年11月22日 20時36分更新

文● 編集部 小西利明

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「ROBRO-ZERO TVonWINDOWS PC」

「ROBRO-ZERO TVonWINDOWS PC」(写真左、ディスプレーは付属しない)

 (株)クイックサンは22日、地上デジタル放送とPCのウェブブラウザーを統合したシステムを搭載するテレビパソコン「ROBRO-ZERO(ロブロ ゼロ) TVonWINDOWS PC」を、12月中旬に先行販売すると発表した。価格は9万9800円から。

 ROBRO-ZEROは、地上デジタル放送チューナーを内蔵したWindowsパソコンをベースに、テレビ表示とウェブブラウザーの機能を統合した独自のアプリケーション「QUIXUN ROBRO SYSTEM」を搭載した独特の製品である。ディスプレーは備えず、大画面テレビやパソコン用ディスプレーに接続(HDCP対応DVI出力使用)して使用する。操作用のリモコンも付属する。

「QUIXUN ROBRO SYSTEM」の画面イメージ

「QUIXUN ROBRO SYSTEM」の画面イメージ。左に見える縦長のウィンドウが「チャンネルスロット」

 ROBRO SYSTEM上では、デジタル放送のチャンネルとインターネットサイトへのリンクを、テレビのチャンネル一覧のような「チャンネルスロット」上で統合して表示する。チャンネルスロット上のチャンネル(サイト含む)は、リモコンでの簡単な操作で選択できる。チャンネルリストには「メインチャンネル」99個に加えて、メインのそれぞれに10個の「サブチャンネル」を登録できるので、合計990個の登録が可能。

 デジタル放送録画機能も内蔵しており、録画した番組はデジタル放送の番組表、Internet Explorerのブックマーク一覧と共に、「ライブラリー」と称する画面で一括管理される。

 また、リモコンでのウェブブラウズを快適にするために、表示するウェブページ中にあるリンクや文字入力欄を識別し、3桁のナンバーを振って画面上に表示する「リンク自動ナンバリング機能」を備えている。これにより、リンクをリモコンでの数字入力で選択できるようになるため、操作性が改善される。そのほかにも、リモコンでのソフトウェアキーボードや定型文入力機能なども備わる。

本体

本体。HDD内蔵セットトップボックス的要素が強調された製品だが、ごく普通のWindows搭載パソコンとしても不自由なく利用できる性能を備える

 パソコンとしてのスペックは、3種類のバリエーションが用意される予定。CPUにはCore 2 Quad、Core 2 Duo、Pentium Dual-Coreなどを搭載。チップセットはグラフィックス機能を内蔵するnForce 630iを、メモリーは最大4GB、HDDは300GB以上を搭載する。OSはWindows VistaまたはWindows XP。先行販売モデルでは、CPUにCore 2 Duoを、OSにはWindows Vistaが搭載される。

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