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【レビュー】撮影画像で知る「α700」の実力(前編)

2007年11月26日 16時00分更新

文● 小林伸(カメラマン)

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感度による画質の変化


 次に、ISO感度の違いによる画質の変化を見てみよう。サンプルは、すべてD-R+をOFFにし、絞り優先AE(F11)、高感度ノイズリダクションは標準に設定した。レンズはDT 16-105mm F3.5-5.6(テレ端)を使用している。等倍にしてディスプレーで確認した際に、ISO 800~1600にかけて建物の表面の質感に変化が見られる。

写真4

【写真4】ISO 100

写真5

【写真5】ISO 200

写真6

【写真6】ISO 400

写真7

【写真7】ISO 800

写真8

【写真8】ISO 1600

写真9

【写真9】ISO 3200

写真10

【写真10】ISO 6400

 ただし、これは等倍にした場合に見られるというだけで、25%の表示で確認した場合の印象はかなり異なる。高感度にいくにしたがって、偽色はさすがに増えていくが、ISO 3200や6400の画像でも、筆者は「これといってノイジーな画像」とは思えなかった。

 ただ、画像をCRTで見るか液晶ディスプレーで見るかによっても印象は変わってくる。どの感度まで使用に耐えうると判断するかにも、個人差が出てくるだろうと思う。

 画面上だけではなく、A4のインクジェットプリンタに出力して比較もしてみたが、ISO 100~800までは見た目にほぼ変化なし。ISO 3200で多少偽色が見えるようになり、ISO 6400ではドットに和らげられることなく明らかに偽色まで印刷される感じだった。

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