パイオニア(株)は19日、ATAPI接続のパソコン内蔵型DVDスーパーマルチドライブ「DVR-A15J」を今月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格は1万円前後。
DVR-A15Jは、同社製DVDスーパーマルチドライブとしてはじめてDVD±R書き込み20倍速を可能にしたのが特徴。そのほかの書き込み速度はDVD±R DLが10倍速、DVD-RWが6倍速、DVD+RWが8倍速、DVD-RAMが12倍速など。
従来機種からの変更点としては、汚れや傷がついたオーディオCDの音楽データをより忠実に読み取る技術「PURE READ」が最新版になった。これによりPURE READ対応ライティングソフトなどにも対応するようになり、対応ソフトでCDのリッピングをする際の音質を向上させたり、CD読み取りの際にどれくらいリトライ(一度の読み取りで読めなかったデータを再度読み取りにいく)を行なったかなどを確認することができるようになった。そのほかは従来機種を踏襲しており、ディスクトレイに「エアインダクションスリット」、筐体に同社独自の「ディスク共振スタビライザー」を採用する。また、専用ディスクにレーザーで文字や絵を描画できる技術「Labelflash」にも対応している。
本体サイズは幅148×奥行き180×高さ42.3mm。対応OSはWindows Vista/XP Home Edition SP1/XP Profesional SP1/2000。本体カラーはクリアホワイト、ピアノブラック、プレミアムシルバーの3種類。
付属ソフトは、DVD再生ソフト「PowerDVD 7」(サイバーリンクトランスデジタル(株)製、以下同)、オーサリングソフト「PowerProducer 3」、DVDライティングソフト「Power2Go 5 for PURE READ」、パケットライティングソフト「InstantBurn 5」、バックアップソフト「PowerBackup 2」など。