本日は「AMD 790FX」の下位モデルと見られる「AMD 790X」搭載モデルが登場しているが、さらに下位モデルとなる「AMD 770」を搭載するSocket AM2対応マザーボード「TA770 A2+」がBiostarから発売されている。
「AMD 770」はチップセットが正式発表されていないために詳細は不明。ただ「AMD 790FX」ではx16+x16のCross Fireのほか全てx8動作のVGA4枚挿しも可能、「AMD 790X」ではx8+x8のCross Fireが可能。そして今回登場した「AMD 770」では、Cross Fireに非対応でx16のシングル仕様になると思われる。繰り返すが、これらのチップセットは正式発表前。しかしながら、すでに3種類のチップセットが市場に登場するという、少々イレギュラーな事態となっている。
製品はいたってシンプルな作りとなっており、South bridgeが「SB600」。拡張スロットはPCI Express(2.0) x16×1、PCI Express x1×2、PCI×3、メモリスロットはDDR2 DIMM×4(DDR2-800/667/533/400、最大8GBまで)という構成。オンボードインターフェイスには、ギガビットイーサネット(Marrvell/88E8056)や8chサウンド(Realtek/ALC888)、Serial ATA II×4、eSATA×2、IDEなどを搭載する。価格はドスパラ秋葉原本店で1万1980円、アークで1万2800円(近日入荷)。現時点でHyperTransport 3.0対応、「Phenom」シリーズに正式対応したマザーとしては最も安価なモデルとなる。