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【レポート】Oracle OpenWorld 2007

「第一弾はSFAから」――オラクル、エリソンCEOがFusion Applicationsの姿を明らかに

2007年11月15日 20時25分更新

文● 西川仁朗(アスキービジネス編集部)

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11月14日、Oracle OpenWorld 2007の会場にて、米オラクルCEOのラリー・エリソン氏が基調講演を行ない、Fusion Applicationsの第1弾はSFAに特化することを発表した。同講演ではビリー・ジョエル氏も登場するなど会場を沸かせ、4日間に渡る同イベントを締めくくった。


Fusion第一弾はSaaS形式で提供されるAmazon.comのようなSFA


 米国時間11月14日、Oracle OpenWorld 2007の基調講演にて、米オラクルCEOのラリー・エリソン氏がSOA基盤のアプリケーションソフト「Oracle Fusion Applications」の新アプリケーションについて語った。

 講演開始時間になると大音響の「ピアノマン」の曲に誘われてステージに登場したのはミュージシャンのビリー・ジョエル氏。ジョエル氏はオラクル30周年について祝福のコメントを述べ、続いて、ラリー・エリソン氏をステージに呼んだ。

 昨年の「Unbreakable Linux」のように新コンセプトが発表されることが多い、Oracle openworldでのエリソン氏の基調講演に大勢の注目が集まった。壇上でエリソン氏は、Fusion Applicationsについて触れ、その第1弾のアプリケーションとして、SFA機能に特化した「Fusion SFA Applications」をリリースすることを発表した。同製品に関して「来年早々、遅くとも上期中にはリリースする」とエリソン氏は述べる。

人気アーティストのビリー・ジョエル氏のホストで舞台に登場したラリー・エリソン氏
人気アーティストのビリー・ジョエル氏のホストで舞台に登場したラリー・エリソン氏

 オラクルがFusion Applicationの展開を発表してから、ユーザー企業から「オラクル以外の製品と統合できること」「計測できるベネフィットがあること」「SaaS形態で提供すること」といった要望が寄せられていると言う。したがって、今回発表されたFusion SFA ApplicationsはSOA基盤のミドルウェアとしてSaaS形態で提供される。

 同製品の最大の特徴は「優れたデータマイニングを可能とするBIが搭載されている」(エリソン氏)ことで、顧客の購買履歴を分析する「Sales Prospector」、顧客属性を分析する「Sales References」、ソーシャルネットワーキング機能を持たせた「Sales Tools」の3機能が搭載されることになっている。

「Sales Prospector」の画面。購入履歴などの参照情報を出すことにより、どの顧客にどの製品を売ったら良いかが瞬時に判断できるインターフェイスを実現した
「Sales Prospector」の画面。購入履歴などの参照情報を出すことにより、どの顧客にどの製品を売ったら良いかが瞬時に判断できるインターフェイスを実現した(画像クリックで拡大)

 エリソン氏は「Fusion SFA Applicationsによって、ユーザー企業は自社の顧客属性からアマゾンコムのようなレコメンド機能を持つことができ、新たなアプローチを取ることができる。これまで以上に正確な売上予測が出せるというだけでなく、より具体的な販売増に繋がる施策を打ち出すことが可能になった」と自信を見せている。

米オラクルCEO ラリー・エリソン氏
米オラクルCEO ラリー・エリソン氏

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