ソニックウォールは、大規模ネットワーク向けのUTM(統合脅威管理)アプライアンス新製品群「SonicWALL Network Security Appliance E-Class」の国内での受注を12月中旬より開始すると発表した。
大規模ネットワークにも費用対効果が高く、導入や管理が容易
「SonicWALL Network Security Appliance E-Class」(以下NSA E-Class)は、高い拡張性と信頼性を実現した1UラックサイズのUTMアプライアンス。今回新たに搭載したマルチコア・パフォーマンス・アーキテクチャは、専用のセキュリティプロセッサを組み合わせて同時並列処理を行なうことで、スループットを落とすことなく、高速かつリアルタイムに不正なパケットの検出を行なえるようになった。その結果、複数のセキュリティ機能をオンにした場合にも高速な処理を実現するため、これまでパフォーマンスがボトルネックとなっていた大規模ネットワーク市場にもUTMの導入が現実的なものとなる。
そのほか主な特徴は以下のとおり。
- データ漏えいを防ぎ、トラフィックを制御する保護ツール「ソニックウォール・アプリケーション・ファイアウォール」を搭載。アプリケーションごとの細かいポリシー設定や、複数のレベルで柔軟なアクセス制御が可能となる。
- ステートシンク機能によりハードウェアフェイルオーバー時のセッション引き継ぎが実現、ビジネスの継続性を向上させる。
- ロードバランス機能により、単一プロセッサへの負荷集中を回避する。負荷分散により、機能上の制約が取り除かれる。
NSA E-Class製品群は、「NSA E5500」「NSA E6500」「NSA E7500」の3機種が提供される。価格は、NSA E5500が196万円、NSA E6500が274万4000円、NSA E7500が490万円。いずれも税別。12月中旬より受注開始の予定。