動画ファイルの同期に対応! スマートフォンに必須のソフト
【SPEC】 開発元●米マーク/スペース社 販売元●(株)ミヤビックス 価格●5880円(ダウンロード販売のみ) http://www.miyavix.co.jp/ 対応システム●OS X 10.4.9以上 対応機種●PowerPC G4以上、またはインテルCPUを搭載したMac |
【COMMENT】
米国製ソフトとはいえ、国内の最新スマートフォンを一貫して積極的にサポート。Macユーザーにとってはスマートフォンを連携させる唯一の選択肢だ。
「The Missing Sync for Windows Mobile v4.0」は、iCalやiTunesといったOS X付属ソフトと、(株)ウィルコムの「W-ZERO3」シリーズをはじめとするWindows Mobile搭載スマートフォンやPDAを、ワンタッチで連携するソフトだ。
機能は大きく分けて3つ。ひとつはiCalやアドレスブック、または「Microsoft Entourage」とのPIM(予定表/連絡先/仕事/メモ)データ同期。ふたつ目はiTunesやiPhoto、QuickTimeを利用したAVコンテンツ(音楽/動画/画像)の同期。また3つ目に、Windowsを使わずにWindows Mobile向けのソフトをインストールすることが挙げられる。
さらに、Safariのブックマークや通常のテキスト情報をスマートフォンと同期したり、Finderにスマートフォンをマウントし、外付けボリュームとして利用できる。
Macのデータを閲覧するだけならiPodでも可能だが、外出先での変更内容やちょっとしたメモをMacにすばやく取り込めるという点では、本ソフトとスマートフォンの組み合わせに勝るものはない。
同期ソフトにありがちな日本語の文字化けや欠落もなく使える。ただし、マシンの環境にもよるが、フォルダーの同期やiTunesのプレイリストの同期が実行されないという不具合がみられた。この点については早急な対応が望まれる。
動画の変換は、今バージョンから搭載された新機能。同期も簡単で、高画質で容量が大きい動画は変換時に解像度320×240ドット、フレームレート15fps、ビットレート約400kbpsへ自動で変換される。スマートフォンの画面サイズで視聴するならこの程度が最適だろう。
スマートフォンに興味のあるMacユーザーにぜひ試してほしい。
(次ページに続く)