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案件管理システムを2日で――東京カンテイが「Siebel CRM On Demand」を採用

2007年11月09日 00時00分更新

文● アスキービジネス編集部

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日本オラクルは11月6日、不動産関連情報を提供する東京カンテイが、SaaS型CRMアプリケーション「Oracle Siebel CRM On Demand」を導入したと発表した。Siebel CRMの持つ営業支援機能を使い、情報システム部門の案件管理システムを2日で構築したという。


迅速なリスク管理実現のためにSaaSに着目


 東京カンテイは、分譲マンションや土地、戸建の不動産情報を全国の不動産会社、金融機関などに配信する会員制データバンクを運営。金融機関などと直接、ネットワークで結ぶため、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)や内部統制への対応が求められていた。だが、既存システムでは、作業の詳細や経費の内訳が分かりにくいなどの問題から、リスク管理が困難だったという。

 新システムは、日本オラクルの「Oracle Siebel CRM On Demand」の営業支援アプリケーションを一部カスタマイズして構築。社内のシステム開発、保守、運用において、開発案件のリアルタイムな検索、承認、進捗管理、リスク管理を実現した。また、経営者向けには、開発費用や保守、維持等の経費の分析と報告をできるようにした。

 東京カンテイは、固定資産を持たずに短期間で導入できるSaaSに着目。豊富な分析機能と、セキュリティ/可用性などの運用環境の信頼性、導入期間や価格などの観点から、Siebel CRM On Demandの採用を決めたという。

 現在はシステム部門の約10名が同システムを利用しているが、今後、各営業担当者からの問題発生報告での利用も検討している。

 

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