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安藤幸央のライフハック 第1回

第1回 SE的、一歩先を行くための行動ライフハック

2007年11月20日 12時00分更新

文● 安藤幸央

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第4条 順序立てる

 「何かを片付けてから次を行なう」というように、順序立てると効率よくできる場合があるかと思います。しかし、そもそもなかなか作業に取りかかれない、仕事に勢いがない時などもあるでしょう。そんな場合には、この順序立てて行なわれた仕事をちょっと巻き戻して、調子が良かったときの作業内容を見返してみて下さい。こうすると仕事がはかどっていたときの思いや、雰囲気が蘇ってきて、新しい仕事も昔の延長ではかどってくるのです。

 時間をかけさえすればいつかは終わるという作業は確かにあります。しかし、文章の執筆や、企画を練ったり、プログラムを書く仕事など、創造性が大きく係わる作業に関しては単に時間をかければいつかは終わるというものではありません。しかし、順序立てて仕事を行なえば、自分が一番よいパフォーマンスで仕事ができたときの感覚を取り戻せるはずです。

 またコンピュータプログラミングと同じで、順序立てて物事を考えないと、余計な待ち時間を生じます。たとえば、ある物事が片付いていないと次の作業に移れなかったり、何かが完了するまで次の処理が始まるのを待たされたりします。これらの待ち時間は自分一人ではなく、関係する周りの人々の仕事の流れにも影響されます。効率よく次々に仕事が流れていくためには、流れが滞る可能性がある箇所や、待つ可能性のある箇所を予想しつつ取り組む姿勢が大切です。

 以上のライフハック4箇条は「人の行動としてのライフハック」ですが、コンピュータの中の動作に置き換えるとわかりやすいでしょう。もちろん人間の脳の仕組みはコンピュータとは違いますが、コンピュータの考えは人の行動においても役立つ点も多いものです。

 ライフハックを取り上げたときに「しゃかりきに仕事するのではなく、もっとのんびりと仕事したい」と考える人も多いかもしれません。しかし、ライフハックは決して「のんびり」を否定するものではありませんし、何もロボットになれということでもありません。ライフハックの本質は、ストレスフルな作業方法から解放されること、達成感を得ながら仕事をし、より時間を有効に使えるようになることです。

安藤幸央のライフハック

「人の行動としてのライフハック」。しゃかりきに仕事をするためにあるわけではない

 ここで紹介したいくつかのアプローチは、皆さんがそれぞれ噛み砕き、自分に合った方法で実践するのが一番の方法です。そして身のまわりから少しずつ効率の良い方法、パフォーマンスに優れた、成果が得られる方法を見い出していけばよいのです。

 そして今度は、人間の脳の仕組みや行動・振る舞いといった事象をコンピュータの中に持っていくようなことを考えてみて下さい。これにより素晴らしいアプリケーションが作れるようになると考えられます。たとえば、時系列で物事を把握したり、整理したりすること。連鎖した配置や画像イメージで記憶を鮮明に保つことなど人が便利に使えるツールの開発に役立ちそうです。

 皆さんが効率良く仕事をこなし、充実した有意義な時間を過ごして頂ければ幸いです。次回は、世界を広げ、一歩先ゆく人材となるための「セミナー・イベント参加のためのライフハック」を予定しています。ご期待ください。


筆者紹介──安藤 幸央

安藤幸央氏

株式会社エクサ ユビキタスソリューション部 所属
慶應義塾大学 環境情報学部 訪問講師
国立天文台 客員研究員
1970年北海道生まれ。
フォトリアリスティック3次元コンピュータグラフィックス、リアルタイムグラフィックスやネットワークを利用した各種開発業務に携わる。コンピュータ自動彩色システムや3次元イメージ検索システム、大規模データ可視化システム、リアルタイムCG投影システム、建築業界、エンターテインメント向け3次元 CG ソフトの開発、インターネットベースのコンピュータグラフィックスシステムなどを手掛ける。また、Java、Ajax、Web3D、OpenGL、3DCG、 Google の情報源となるWebページをまとめている。
ホームページ:http://www.opengl.jp/blogger/
所属団体:OpenGL_Japan (Member)、SIGGRAPH TOKYO (Vice Chairman)
■主な著書
「VRML 60分ガイド」(監訳、ソフトバンク)
「これがJava だ! インターネットの新たな主役」(共著、日本経済新聞社)
「The Java3D API仕様」(監修、アスキー)
「Advanced RenderMan 映画とアニメーショ ンのための実践テクニック」(翻訳、ボーンデジタル)

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