(株)フロントラインは9日、米サブローザソフト社製のデータ復旧ソフト「ファイルサルベージ6」を発売すると発表した。価格は12月7日より発売するパッケージ版が1万1340円、11月中に発売するダウンロード版が7980円だ。旧バージョンからのアップグレードは、バージョン5からが4410円、バージョン4以前からが5985円で、いずれもダウンロード販売となる。
「ファイルサルベージ6」は、削除したファイルはもちろん、欠陥のあるメディアやフォーマット済みのディスクからもファイルを復旧できる。画像/音声/動画に関しては、復旧前に内容をプレビューすることも可能だ。対応ファイルタイプは、JPEG/TIFF/PNGなどの画像ファイルから、MP3/AAC/AIFFといった音声ファイル、AVI/MOV/ASFなどの動画、Word/Excelといった書類など、主な約100種類のファイル形式をサポートしている。
復旧にはディスクをセクター単位で検索するスキャン技術を利用しているため、Macにマウントできるものであれば、ハードディスク、USBメモリー、各種メモリーカード、WindowsやLinux用にフォーマットされたディスク、iPod、さらに傷ついた光学メディアなども対象にできる。上級者モードを使えば、検索結果を記録し、あとで処理を継続するといった使い方も可能だ。
バージョン6では、非対応ファイルを10個以上読み込ませることで対応ファイルタイプを増やせる「カスタムファイルタイプ」機能を搭載。読み込めない形式もあるものの、パッケージのようなバンドル形式でない単体のファイルであれば、任意の形式を復元対象として追加できる。また、ファイルに埋め込まれたデータの復旧も可能になった。ウェブページのキャッシュに含まれている画像、WordやExcelに張り付けられた画像ファイルなども個別に検出できる。
なお、原稿執筆時点では、同社ウェブサイトに本ソフトの情報は掲載されていない。