キヤノンマーケティングジャパン(株)は5日、毎分25枚のA4両面スキャンが可能なドキュメントスキャナー「DR-2510C」を11月初旬に発売すると発表した。価格はオープンプライス。予想実売価格は4万9800円。
DR-2510C
DR-2510Cは、コピー機やファクス機のように用紙をまとめてセットして一気に画像を読み取れる自動給紙装置(ADF)に対応したA4対応ドキュメントスキャナー。使用頻度の高い機能を登録できるボタン「ワンタッチスキャンボタン」を3つ搭載しており、本体右側にスキャンやストップといった機能を適時登録できるのが特徴。新規開発された画像処理チップに搭載された「3次元補正回路」により、限りなく原稿に近い色再現性を有したRGBデータとして出力することを可能としている。原稿給紙時に紙が重なって送られる重送が起きた際、本体内部に搭載された超音波センサーによっていち早く検知し、給紙をストップすることで紙詰まりなどを防げるという。
また画像処理機能として、カラー画素の割合いによりカラー原稿か白黒原稿かを自動で検知する機能「カラー白黒自動判別」を搭載しており、あらかじめ原稿を分けてスキャンする必要がない。そのほか、薄い紙でのスキャン時に裏面が透けてしまう場合や用紙の地色が強い場合など、自動で裏写りや地色を除去する機能も搭載している。
インターフェースはUSB 2.0/1.1。読み取り解像度は最大600dpiまでに対応。毎分25枚(両面、A4縦、200dpi時)。読み取りサイズは最大216×356mmに対応。最大50枚の原稿(A4)をセットできる。本体サイズは幅298×奥行き160×高さ160mm、重量は2.4kg。対応OSはWindows Vista/XP/2000 Professional。スキャンユーティリティーソフト「CapturePerfect 3.0」や、メディアドライブ(株)の名刺管理ソフト「やさしく名刺ファイリング」などが付属する。
