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仮想化ソフト

レビュー:VMware Fusion 1.1

2007年11月05日 11時32分更新

文● 田中俊光

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老舗ならではの高度な仮想化技術


 VMwareが構築する仮想PCハードウェアは、64ビット版OSの動作に対応する。

VMware Fusion

競合ソフトにはないVMwareの特徴として、Windows XP/Vistaなどの64ビット版OSも利用できる点が挙げられる

また、デュアルコア以上のCPUを採用するMacの場合、仮想CPUにデュアルコアを割り当てて、仮想マシンをデュアルCPU化することができる。

VMware Fusion

仮想デュアルプロセッサーに対応し、ゲストOSからデュアルコアCPUを利用できる。ただし、4/8コア対応のMac Proでも、設定できるCPUは2個までとなる

ただし、ゲストOSからはデュアルコアではなく、デュアルプロセッサーとして認識されてしまう。そのため「Windows XP Home Edition」のように、デュアルコアCPUにしか対応していないOSは、その恩恵を受けられない。本機能を活用するなら、XP ProfessionalやWindows Vistaなど、デュアルプロセッサーに対応したOSをインストールしよう。


【Conclusion】
○  64ビット版OSを動作できたり、デュアルコアCPUの両コアが使えるなど、MacのCPU性能を仮想マシン上でもフルに発揮できる。

×  スナップショットが1個しか作成できない。チップセット内蔵のGPUを採用するMacでは、Direct Xをエミュレートできない。

(MacPeople 2007年12月号より転載)


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