OSの違いを感じないスムーズな操作性を実現
Windowsとのシームレスな連携もParallelsのウリ。「スマートセレクト」機能を使えば、Mac側に保存したファイルをWindowsのソフトで開くように設定したり、その逆の作業も可能。
またWindowsのアプリケーションごとに、対応する拡張子をMac/Windowsのどちらの環境で開くかを関連づけることもできる。
WindowsのソフトがMacのソフト同様に、ひとつのウィンドウで動作する「コヒーレンス」モードと組み合わせて使用すれば、両OSの一体感がさらに増すだろう。
そのほか、Mac側で設定したプリンターをWindows側から利用できる「共有プリンタ」も便利な機能。
フチなし印刷や色補正といったプリンター固有の機能は使えないものの、専用ドライバーをインストールする手間が省ける。テキストやウェブページなどの簡易プリントに重宝するだろう。さらに、仮想マシンのWindowsボリュームを、Macのデスクトップ上にマウントしてアクセスできる「逆共有フォルダ」も、連携性を高める重要な機能のひとつだ。
これらはすべて、Parallels特有の機能。インテルMac用の仮想化ソフトとしては先発だけあって、使い勝手に優れる。購入する際の判断材料にしてみてはいかがだろうか。
【Conclusion】
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MacとWindowsのシームレスな使用感は、Mac用仮想化ソフトでは随一。複数のスナップショットを保存できるのもうれしい。
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「コヒーレンスモード」の動作や「共有フォルダ」の操作性を向上させたアップデーターが、英語版ではすでに提供されている。日本語版との時間差が残念だ。
(MacPeople 2007年12月号より転載)