KDDIとマイクロソフトは10月29日、SaaS型ソリューションのためのプラットフォーム「Business Port」とそれに対応した第1弾のアプリケーション「KDDI Business Outlook」を提供すると発表した。
携帯電話とPCから利用できるコミュニケーションサービス
「Business Port」はSaaS型アプリケーションを提供するための統一プラットフォーム。6月27日にKDDIとマイクロソフトが合意した、包括提携に基づいて提供される（ 関連記事）。このBusiness Portのアプリケーションの第1弾として、「KDDI Business Outlook」を2008年3月から提供を開始する。
このサービスは、マイクロソフトのOutlookのメールやスケジュール機能を統合し、パソコンやauの携帯電話の双方から利用できるもの。Outlook 2007相当の機能を実装し、SharePointServices機能やウイルス／スパム除去機能を標準で備える。ディスク容量は1IDあたり、メールが1GB、共有フォルダに100MB、SharePointServices用に300MBの合計1.4GBとなっている。価格は1IDあたり月額980円。
KDDI Business Outlookのサービスイメージ図（画像クリックで拡大）
また、パートナー各社に向けてSaaS型サービスの提供を支援するプログラム「Business Port Support Program」を12月より提供する。このプログラムでは、SaaS提供のための専用設備をKDDIが一部負担したり、KDDIとマイクロソフトによる共同イベントなどでの参加が可能になる。これによりパートナー各社は初期投資や運用コストのリスクを抑えながら、ビジネスチャンスを拡大できるとしている。
