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膝上での利用できるコンパクトモデル

ワコム、プロユースの12.1インチワイド液晶ペンタブレットを発表

2007年10月25日 15時23分更新

文● 編集部 太田 渉

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 (株)ワコムは25日、液晶ペンタブレット「Cintiq」(シンティック)シリーズの追加ラインナップとして、12.1インチワイドの「Cintiq 12WX」を11月16日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。予想実売価格は13万9800円。

Cintiq 12WX

Cintiq 12WX

 Cintiq 12WXは、2005年2月に発表された21.3インチ液晶ペンタブレット「Cintiq 21UX」(関連記事)と、解像度が1600×1200ドットから1280×800ドットに変更された以外は、ほぼ同等の性能を保ちながら12.1インチワイド液晶ディスプレーを採用した製品。液晶ディスプレーの小型化により膝の上に置いての利用も可能となっている。このサイズで発売する理由について同社は、Cintiq 21UXが発売してから実施されたユーザーアンケートで、12~14インチのCintiqがCintiq 21UXの約1.6倍の関心を受けていたことを反映したものとしている。なお、レタッチソフトなどの画像編集ソフトは同梱しておらず、既にグラフィックスソフトなどを持っているユーザーにスポットを当てた商品である。

コンバーターボックス

コンバーターボックスにより本体から伸びるケーブルは1本にまとめられた

 21UXとは異なり、利用する際に邪魔になるケーブル類は、「コンバーターボックス」と呼ばれるインターフェースに集約しており、本体から伸びる1本のケーブルをコンバーターボックスに接続して、ボックスの反対側からACアダプターやDVIケーブルなどを接続するようになっている。

3段階の角度調整が可能なスタンド

3段階の角度調整が可能なスタンド

センターバー

フラットな状態であれば紙の様に回転させられるセンターバー

 本体背面にはフラットの状態から30度・65度と3段階の調整が可能なスタンドを搭載。背面部に「センターバー」を呼ばれる突起を付けており、フラットポジションの状態では実際の紙の上に書くように本体を回転させながら利用することが可能だ。

トラックパッドとファンクションキー

左側にあるスペースがトラックパッドで、右側のボタンがファンクションキーとなる

 ディスプレー両側面には、画面の拡大・縮小などが行なえるトラックパッドやショートカットキー機能を割り当てられる5個のファンクションキーが用意され、CtrlキーやShiftキー、アプリケーションのショートカットキーなどを割り当てて、効率よく作業を行なえる。

 液晶パネルは1280×800ドット/1677万色表示に対応し、輝度は180cd/m2、コントラスト比は600:1。インターフェースはUSB 2.0/1.1と、DVI-I(29ピン)を採用し、アナログRGBケーブルとDVIケーブルの2本が付属する。電磁誘導方式のペンは、1024レベルの筆圧機能、ペンの天頂部は消しゴム機能に対応している。タブレットの読み取り分解能は最高0.005mm、読み取り精度は±0.5mm、読み取り速度は最大で毎秒133ポイント。本体サイズは幅405.2×奥行き269.7×高さ17mm、重量は1.8kg。対応OSはWindows Vista/XP/2000、Mac OS X 10.3.9以降。

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