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ルパン三世 40周年記念作品も登場!!

【レポート】世界が注目したもうひとつの国際映画祭――animecs TIFF 2007

2007年10月24日 22時00分更新

文● 千葉英寿

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登場40周年を迎えた記念作品
「ルパン三世 GREEN VS RED」の特報映像も披露!!


 TIFF2008秋葉原地区でも20日から映画「バイオハザード III」の公開記念特別映像上映が行なわれているが、21日には「ルパン三世40th anniversary新作OVA」の製作発表を兼ねた特報映像上映とトークイベントが行なわれた。

ルパン三世 GREEN VS RED

「ルパン三世 GREEN VS RED」原作:モンキーパンチ (C)TMS

 ルパン三世登場40周年を記念して(株)トムス・エンタテインメントが製作する新作OVA「ルパン三世 GREEN VS RED」で、2008年3月の発売に向けて製作が進められている。そのできたてほやほやの特報映像を引っさげて、監督を務める宮 繁之監督と浄園 祐プロデューサーが登場し、新作の概要を初めて披露した。トークイベントは大矢雅則氏(「映画秘宝」「オトナアニメ」編集長)が司会を務め、2人に質問をする形で進行された。

宮監督

宮 繁之監督

 「ルパン三世 GREEN VS RED」は、2人のルパンの戦いを描くもので、舞台はずばり東京。ラーメン屋に務めるしがないフリーターで、女子アナウンサーとして成功した有希子という彼女もいる康夫が、今の自分とは違う自分を求めて、ルパンに挑戦するというもので、格差社会の歪みを描こうとしている。宮監督自身も「僕もなにもすることがなくて、一日天井を見て過ごしたこともありました。今も成功したとは全然思っていませんが」と述べた。

 映像については最近のテレビスペシャルとは大きく異なり、キャラクターがかなり描き込まれ、背景なども綿密なロケハンを行ない、高品質な作品の誕生をうかがわせるものとなっている。ポスターなどにも使われている包帯を巻いて顔が見えないルパンについて宮監督は「偶像としてのルパンを描きたい。顔がなくてもルパン三世なんだ、という余裕のあるところを描こうと考えています」と語った。

浄園プロデューサー

浄園祐プロデューサー

 セッションの後半は来場者からの質問や、新作への要望が相次いだ。中には大変熱のこもった意見も飛び出し、改めてルパンファンの熱さを感じさせるとともに、新しいルパンワールドへの期待が大いにふくらんだイベントとなった。

 最後に浄園プロデューサーから、「本作にファンの皆さんが特別に出演できるキャンペーンを考えています。詳細は年内にウェブサイトで告知する予定でいます」とお知らせがあった。



注目作「茄子スーツケースの渡り鳥」の上映会も!

茄子スーツケースの渡り鳥

OVA「茄子スーツケースの渡り鳥」

 また21日には「セクシーボイスアンドロボ」の黒田硫黄氏の原作で、高坂希太郎監督による「茄子アンダルシアの夏」の新作OVA「茄子スーツケースの渡り鳥」の上映会も行われた。世界三大自転車レースのひとつ、スペインの「ヴェルタ・ア・エスパーニャ」から日本を舞台にした「ジャパンカップサイクリングロードレース」にかけての、チーム・パオパオビールによる熱いレース展開とロードレーサーの葛藤を描写した作品だ。

 この後もanimecs TIFFでは、25日にクエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)監督をはじめとした熱烈なファンを持つ梅津泰臣監督の最新作「カイトリベレイター」の完成記念上映が、27日にはTIFFと同じ20周年を迎えたProduction I.G.の記念上映が行なわれる。秋葉原会場では、27日にTVアニメ「ひだまりスケッチ」のトークイベントや秋元 康氏の原作によるOVA「ICE」の上映会が予定されており、後者では秋元氏本人や声優を務めたAKB48のメンバーによる舞台挨拶も行なわれるなど、TIFF2008後半戦に向けてanimecsTIFFもますます盛り上がりそうだ。


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