22日、マイクロソフトは企業向けのWindows Vistaならびに2007 Office systemの導入状況の予測を発表した。2008年6月末までにWindows Vistaの市場シェアは5~10%、2007 Office Systemは15~20%まで拡大すると予測している。
ソフトウェアアシュアランスにVista導入のための特典を付加
22日、マイクロソフトは企業向けのWindows Vistaならび2007 Office systemの導入状況と今後の市場シェア見込みを発表した。
Windows Vistaと2007 Office systemは、昨年11月に法人向け「ボリューム ライセンス」を提供し、本年1月にパッケージ製品やPCへのプリインストールなどの製品提供を開始している。
マイクロソフト インフォーメーションワーカービジネス本部 業務執行役員 本部長 横井伸好氏によると「2007年5月の時点で、Windows Vistaの企業内導入状況の市場シェアは0.8%、2007 Office Systemは4.4%」だったという。ちなみに同時期のコンシューマ向けの出荷状況はWindows Vistaは6.6%、2007 Office Systemは8.9%だった。
10月31日から、さらなるVistaの販路拡大を目的として、ソフトウェアアシュアランスに新たな特典を追加する。具体的には、最新の移行手段のトレーニングを受けた「デスクトップ導入計画パートナー」が、ユーザー企業にVistaの導入・展開計画の立案を無償で提供するサービス。マイクロソフト 業務執行役員 Windows本部 本部長兼プラットフォーム戦略本部 本部長 大場章弘氏は「最新の手法によって、導入・展開コストが下がるだけでなく、将来を見据えた環境構築を行なうことができる」と述べる。
マイクロソフトが把握している大企業を中心としたWindows Vista並びに2007 Office Systemの導入実績は、2008年6月末までに約30万台を見込む。
「来年6月末までにはWindows Vistaの企業内導入市場シェアは5~10%、2007 Office Systemは15~20%に拡大すると考えている」(横井氏)。