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キャリア・ピックアップ 第20回

今日のランチは何にする? 「みんなのお昼」のマッシュアップ!

2007年10月18日 11時49分更新

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ファイブスターインタラクティブ
が運営する「みんなのお昼 βversion」

複数の既存コンテンツや技術を組み合わせる「マッシュアップ」は、新たにITビジネスを立ち上げる方法として注目を集めている。今回紹介するファイブスターインタラクティブでもマッシュアップを利用してランチサイト「みんなのお昼」を10月上旬に立ち上げた。まだ試運転中で本格稼動は来年度以降だが、ビジネスモデルとして確立するためにはどのような課題があるのか。取締役アカウントマネージャーの中條仁人さん、プランナーの古川剛さん、プログラマーの竹内弘人さんに聞いた。

とっつきやすいランチ情報で、サイト開発・運営経験を得る

 「みんなのお昼」はランチの店舗情報に特化したサイトだ。エリアと、和食、中華、洋食をはじめ20種類の食事のジャンル、希望の時間や禁煙、個室などの条件からランチをやっているお店を検索できる。このサイトを立ち上げたきっかけは、営業の際のお客様との会話の中にあったそうだ。

株式会社ファイブスターインタラクティブ プランナー 古川剛さん

株式会社ファイブスターインタラクティブ プランナー 古川剛さん

「当社はWebサイトの企画・制作、調査やコンサルティングを中心に手がけていますが、お得意様との会話の中で、『サイトはネット上にたくさん存在しているけど、自分の探しているサイトを見つけるのは困難ですよね。簡単に探せる方法があったらいいのに』という話になり、それがきっかけで、求める情報が1回の検索でリストアップできるようなサイトの開発に取り組むことにしたのです」(古川さん)

 当初は病院や法律相談所のサイトを作る案があったが、それにはクリアしなければならない問題が3点あった。それは「そのようなサイトを立ち上げた経験がない」という技術的な問題と、「病院や法律相談所関連の知識が不足している」という問題、そして「通常業務が精一杯で、人員とコストを割り当てるのが困難」という問題だ。

「そこで、まず、私たちの身近な関心事でとっつきやすい『ランチ』の情報を検索できるサイトで、開発・運営のノウハウを学ぼうと考えたのです」(古川さん)

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