実は増設メモリーもSO-DIMMに変更
最後にW7とW5の外観を写真で見ていこう。フルモデルチェンジというだけあって、W7にはさまざまな改善が施されている。
細かい変更点だが、メモリータイプが「MicroDIMM」から「SO-DIMM」に変わったことと、オンボードメモリが1GBに倍増したことにも注目しておきたい。
店頭販売モデルのW5は、オンボード512MB+512MB MicroDIMMで合計1GBという仕様だったので、それ以上にメモリーを増やそうとすると、標準搭載のMicroDIMMを外して、1GBのモジュールに取り替える必要があった。そのため、メモリーは最大で1.5GBまでしか増設できず、増設すると最初に付いていた512MBのモジュールは無駄になってしまう。
しかし、W7ではオンボードで1GB実装されており、SO-DIMMスロットが空いているため、交換したモジュールを無駄にすることなく、最大2GBまで増設できる。さらにSO-DIMMのほうがMicroDIMMに比べて一般的に価格も安いことも嬉しいだろう。ちなみに秋冬モデルのうち、メモリー規格がSO-DIMMに変わったのはW7とT7のみで、R7とY7は従来通りのMicroDIMMとなっている。
このようにW7は、本体の冷却性とパフォーマンスをさらに進化させており、モバイルノートとしての完成度は非常に高いといえる。軽くて丈夫でバッテリー駆動時間の長いモバイルノートを探している人には、有力な選択肢となるはずだ。