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人材育成の普及を目指す「情報セキュリティ教育事業者連絡会」設立

2007年10月16日 21時38分更新

文● アスキービジネス編集部

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情報セキュリティ人材育成事業に携わる10団体は、さらなる人材育成体制の整備と推進、支援制度の充実を目指し、「情報セキュリティ教育事業者連絡会」(Information Security Education Providers Association 略称:ISEPA)を設立した。


産官学による連携で情報セキュリティ人材の育成を目指す


 「情報セキュリティ教育事業者連絡会」は、JNSAやSEA/Jなど会員である情報セキュリティ人材育成事業に携わる協会、民間企業を含む10団体を中心にオブザーバー7団体、各種教育機関がアドバイザーとして加わり構成されている。

 内部統制やコンプライアンスなど、情報セキュリティに関わる問題解決には、多岐にわたる専門知識を持った人材が必要であり、政府の情報セキュリティ政策会議においても情報セキュリティを担う人材育成の重要性が示されている。一方、企業や組織ではその重要性を認識しつつも具体的に必要な情報を得ることができず、推進する体制が整っていないのが実状である。このような状況を受け、情報セキュリティ教育事業者連絡会では、日本における情報セキュリティ人材の質の向上と量の拡大を効果的に推進することを目的として設立された。

 情報セキュリティ教育事業者連絡会は、活動内容ごとに3つのワーキンググループ(WG)を設け活動を展開していく。「イベントWG」は、セミナー開催や各種イベント参加、出版等の共同普及啓発活動、連絡会Webサイト運営を行なう。「スキルWG」は、各団体の資格試験の内容を整理し、キャリアパスを提示、求められる人材像を具体的に示す。「相互認証WG」は、資格継続プログラムの相互乗り入れや講師の育成・共有、各資格試験の相互認証等を検討する。また、各種教育機関との連携によるコンテンツの共同利用を通じて教育プログラムの品質維持をする。

 なお、情報セキュリティ教育事業者連絡会の活動のキックオフイベントとして、「2007 情報セキュリティ人材育成シンポジウム 秋」が開催される。概要は以下のとおり。

  • 日時:2007年11月14日(水)午後1時開演
  • 場所:ベルサール九段
  • 主催:情報セキュリティ教育事業者連絡会
  • 後援:情報セキュリティ政策会議(予定)総務省(予定)経済産業省(予定)他

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