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モンハン2(dos)の正統続編となる最新作がWiiに登場!

【レポート】任天堂、「Nintendo Conference 2007 秋」を開催

2007年10月11日 09時23分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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モンスターハンターの正統続編がPS陣営からWii陣営に移籍!


 続いて、Wiiの核となる今年末から2008年春にかけての、主なソフトラインナップの発表が行なわれた。注目の「Wii Fit」は12月1日に、今年末の発売が期待されていた「大乱闘スマッシュブラザーズX」では、(株)セガの看板キャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」が友情出演することが発表されたが、残念なお知らせとして2008年1月24日発売に延期されることが明らかになった。

スマブラX

スマブラXにソニックが参戦!

 そのほか、PS3向けとして2006年5月に発表されていた(株)カプコンの「モンスターハンター3(仮題)」が、「モンスターハンター3(tri)(トライ)」として、Wii向けに発売することが電撃発表された。プロモーション映像後は、カプコンの常務執行役員の稲船敬二氏がビデオレターにて登場し、「モンスターハンター2(dos)に続く、正統な続編である」と明言した。また、今回の件について、カプコンの広報に問い合わせたところ、「PS3向けとして発表していた、同ソフトがそのままWii向けに変更になり、PS3では同ソフトは発売されません」との回答を得た。

MH3

PS3からWiiに発売が変更された「モンスターハンター3(tri)」(トライ)



初心者とゲーム熟練者の壁を壊して継続的なゲーム人口の拡大を


 岩田氏は、これらのゲームをもってゲーム人口の拡大を継続的にしていく目論見を明かした。シューティングゲームや格闘ゲームが、ゲームの進化と共に複雑化していき、最終的に熟練者のみが残って衰退していった歴史を踏まえて、ゲーム初心者と熟練者の両方に満足できる商品を展開すること、そのために両者の間にある心理的な壁といったものを壊すことが重要であるとした。

 この点において、今年6月に発売されたDS用ソフト「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」において、操作にタッチペンを採用したことで、初心者にもカンタンな操作をアピール。その結果、従来は熟練層に訴求力があった本シリーズにおいて、35歳以上のユーザー層が25%にもなり、幅広い層に支持されたとしている。また、従来作では押しなべて初動型だった売れ行きも、幅広い層が買うことによって、ジワ売れへと変化できたと言う。

 岩田氏は最後に、これまでのDSソフト群の軌跡を振り返りながら、「『nintendogs』(ニンテンドッグス)を皮切りに従来のユーザー層から、“ゲームの定義”といったものから“ユーザー人口の拡大”までを行なった」と述べた。さらにその拡大を「脳を鍛える大人のDSトレーニング」や「えいご漬け」、「しゃべる!お料理ナビ」といったソフトで固めてきた。その土台があったからこそ、「ニュースーパーマリオ」や「おいでよ どうぶつの森」といったソフトが400万本を超えるヒットに繋がったという。

 ちなみにこの2つの超ヒットソフトは、前例にない長期に渡る売れ行きを見せており、これはニンテンドーDSを購入したユーザーが、まず最初に買うソフトとして挙げられることが多いからだという。


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