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【レポート】エヴァやアトムがお出迎え アニメビジネスの拡大を図るJAM2007

2007年10月10日 18時00分更新

文● 千葉英寿

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リリスの皿にミートソーススパゲティー
インパクト満点のEVA AT WORK


 アニメ・チャレンジオーディションが、これからビジネスへと発展させようという企画の集合体だったのに対して、すでに実現化した商品やビジネスモデルを展示・紹介するアニメ・ビジネスショーケースでは、より具体的な例が数多く出展されていた。

EVA AT WORKのブース

EVA AT WORKのブース。壁画家KAMI氏の「REFRAIN」(マルチディスプレー)と、グラフィックデザイナー戸取瑞樹氏よる使徒をパターン化してテキスタイルにしたグラフィック作品「敵スタイル」。抱きまくらやTシャツ(壁面のバナー)にプリントしたもの

 中でも異色の組み合わせで注目を集めていたのが、クリエイター集団POINT(ポイント)による「EVA AT WORK」。「新世紀エヴァンゲリオン」のTV放送10周年を記念して(株)ガイナックスと共同企画されたもので、グラフィックデザイナーや造形作家、日本画家といった、すでにアーティストとして活動している作家とともに、エヴァンゲリオンをモチーフに、作家自身の作風を活かして作品に昇華させたもの。

エヴァコース

「君はこのお皿で食べることができるか……」。造形作家パンタグラフによる「エヴァコース」

INVOID

ステンドグラス作家の土屋隆亮氏による第参使徒サキエルをモチーフにしたステンドグラスの仮面「INVOID」

 同社の代表取締役でプロデューサーを務める古井真也氏によれば「『ロンギヌスの槍』(鍛鉄職人の渡辺 薫氏による、鍛造の特徴を活かした迫力ある作品)はYahoo!オークションでやり取りが白熱し、最終的にかなりの値段を付けていただきました」と語っており、アニメとアートのコラボレーションと言えば、せいぜいTシャツにプリントしたものを売る程度で、ビジネスとして成立させるには難しい面があったが、こうしたやり方であれば、世界を相手にしたビジネスとして大いに期待できるものと言える。



「フツ・ラッシュ」。見た目は岩そのものだが(左)、中はカラッポ(右)

 (株)ムラヤマが出展していた、FRP(繊維強化プラスチック)にかわる環境対応型新素材「フツ・ラッシュ」。高い技術力と耐久性、安全性、コストの低減を実現するもので、大変クリエイティビティーの高い素材と言える。さらに、このまま地中に埋めても自然に分解されて問題ないという、スチレンや環境ホルモンを発生させない「エコ・マテリアル」(環境配慮型素材)でもある。当面は大型のオブジェなどに使われるようだが、将来的にはフィギュアの素材などに使われる可能性もあるだろう。

MEGA 3D 360

常に来場者で行列ができていた「MEGA 3D 360」

 (株)システムプロが出展した「MEGA 3D 360」は、ハイビジョンの全周立体映像が楽しめる空間を提供する世界初の超立体空間マシン。360度全方向から3D映像が飛び出し、6.1サラウンドシステムにボディーソニックスピーカーでさらに臨場感のある体験ができる。新たな感覚のワンパッケージのアミューズメントマシンとして、ゲームセンターなどでの展開が想定される。

 (株)スプリュームは誰でもが空間を配信できるオープンエンドな3Dコミュニケーション・プラットフォーム「splume」(スプリューム)を出展していた(関連記事)。splumeは個人や法人のサービス事業者、コンテンツホルダーがウェブと同様に「世界」を配信・提供できる。



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