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AMDがイベント開催!「兄貴」がPhenomの最新ロードマップを解説!

2007年10月06日 23時59分更新

文● 宇田川

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 本日、「Athlon 64 X2 Black Edition」シリーズをフィーチャーしたデモイベントをTSUKUMO eX.店頭にて13時、14時、15時の合計3回行なった。なお、Phenomのロードマップを語る兄貴こと土居憲太郎氏が登場する15時の回は100名以上が集まり大盛況となってた。

 まずイペントでは、日本AMD営業本部チャネル営業部シニアトレーナー佐藤美明氏による、AMD初の「黒箱」パッケージが特長の「6400+」、「5000+」の2つCPUのパフォーマンスを、実際のベンチマーク結果を交えてデモを行ない、先日登場した倍率変更可能な「5000+」のコストパフォーマンス性を訴えた。
 用意した「5000+」のPCをBIOS画面上で実際にCPU倍率を標準の13倍から15.5倍に、CPU駆動電圧も100mV上げて駆動させてみせた。なお、本日使用したデモ機は、この設定で高負荷状態で24時間以上駆動できるほど安定しているという。設定変更後、Windowsを立ち上げCPU-ZでCPUクロックを測定したところ3.1GHzまでオーバークロックしていることが確認できた。
 倍率変更可能な「Athlon 64 X2 5000+ Black Edition」を用いることで、ベースクロックを上げることにより、メモリクロックなどCPU以外のクロックも影響を受けてしまう従来のオーバークロックよりも手軽で簡単かつオイシイCPUであるとアピールした。
 なお、特別なパーツなどを使用することなくCPU倍率変更でオーバークロックすることをAMDではファインチューニングと名づけている。

倍率変更可能な「Athlon 64 X2 5000+ Black Edition」のデモ機を実際にオーバークロックする日本AMD営業本部チャネル営業部シニアトレーナー佐藤美明氏

オーバークロックすることで「CINEBENCH 9.5(マルチCPU)」が18%、「3DMark05」が8.8%、「3DMark06」が8.5%パフォーマンスが向上した。その結果クラスが違う「Athlon 64 X2 6400+ Black Edition」に迫る性能を発揮したことになる

最後のスライド

最後のスライドは「青より深い、黒の世界をのぞいてみませんか…」という黒箱とインテルのパッケージのイメージを思い起こさせる非常に意味深なもので締めくくられた

兄貴こと土居憲太郎氏登場!

兄貴こと土居憲太郎氏登場

 シニアトレーナー佐藤氏の次に兄貴こと土居憲太郎氏登場し、「Phenom」の最新ロードマップが語られ、前回のイベントからアップデートされたロードマップを中心に話が進められた。
 今後のCPUについてどう変わっていくかについては、まずTriple-Coreに期待してほしいとした。このアーキテクチャは「絶対に他社にはマネできない」として、他社がマネをするには、例えばデュアルダイにした場合、2つのダイに1個動いていないものを用意してフロントサイドバスで繋ぐような形になってしまうため、たぶん無意味であると切り捨てた。AMDは真のQuad-Coreを提唱しているように、最初から4つのコアが繋がっているので、その過程としてTriple-Coreも存在すると自信のほどを語った。
 また、Dual-CoreからTriple-Coreへ移行する過程については、Single-Coreでクロックを上げるより、Dual-Coreを使用したほうが体感速度は速く感じたように、Dual-Coreの次のステップとしてTriple-Coreへアップグレードしてほしい聴衆に訴えていた。
 なお、ロードマップを示しながらQuad-Coreの「Phenom」に新たにTriple-Coreも追加され、L3キャッシュを共有したDual-Coreを総称して「STARS CORE」と呼ぶとした。

「Phenom」シリーズにTriple-Coreが加わる!

KUMA

2008年前半に登場する予定のDual-Coreが「KUMA」というコードネームだったことに触れ、日本語で解釈すると「Bear」にちなみ「熊」のイラストを描かれたCPUの画像がネットに流れ、それを見た営業部長が土居氏に確認したという社内でウケた内輪話を披露し会場を沸かせた

やっぱり盛り上がるAMD名物のじゃんけん大会!

最後には目玉レアグッズとして紹介された「本物のQuad-Coreダイを使用したチャーム」などをかけたAMDのイベント恒例のじゃんけん大会が行なわれた。

「本物のQuad-Coreダイを使用したチャーム」を手にする兄貴とじゃんけん大会風景

(イベント使用スライド紹介へ続く)

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