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オーディオテクニカ、音質とファッション性の両立にこだわったヘッドホン新製品を発表

2007年10月05日 00時41分更新

文● 編集部 小林 久

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ハイエンドにふさわしい音質重視のワイヤレスヘッドホン


 デジタルワイヤレスヘッドホン「ATH-DWL5000」は、デジタル信号のデコードと無線送信を行なうトランスミッター部と、ヘッドホン部分からなる。ヘッドホン部分は増設用に単体販売も行なう。

ATH-DWL5000

ATH-DWL5000の利用例。二人でも映画を楽しめる

 直径53mmという大型のドライバーユニットを採用したハイエンドワイヤレスヘッドホンで、ドルビーバーチャルスピーカーやドルビーヘッドホンといった仮想サラウンド技術にも対応。伝送方式には2.4GHz帯の無線(無線LANなどでも用いられているDSSS方式)を使用。24bit非圧縮のデータを最長30mで送受信できる(ヘッドホン増設時は16bit転送)。

 トランスミッター部分には、2系統の光デジタル入力(角型)、同軸デジタル入力、アナログ2chのLINE入力、アナログ5.1chのMULTI入力端子を装備。ドルビーデジタル、DTS、AAC、ドルビープロロジックIIのデコードに対応する。また、本体にはスルー用の光デジタル出力(角型)なども搭載する。本体サイズは幅220×奥行き137×高さ49mmで、重量は約465g。

 ヘッドホンはオープンエアータイプで、ドライバーにはボビン巻きのCCAWボイスコイルを使用。同社「ATH-AD1000」に匹敵する高音質再生が可能だという。再生周波数帯域は5~35kHz。単3形のニッケル水素充電池×2本を使用した場合、約6時間の使用ができる。重量は約375g(電池含む)。価格は12万750円(増設用ヘッドホンは4万7250円)。発売は11月22日。

ATH-DWL5000

ATH-DWL5000。ヘッドホンとトラスミッター部からなる



高質感からライトデザインまで豊富なラインアップ


ATH-ESW9

ATH-ESW9

ATH-SQ5

ATH-SQ5

ATH-FC700

ATH-FC700

 このほか、限定生産のチタンハウジング採用の「ATH-A900Ti」(価格5万2500円、12月7日発売)、木製ハウジング(アフリカンパドックの無垢材)の「ATH-ESW9」(価格3万8700円)、スクエア型の個性的なデザインで、レッド/ブラック/ホワイトの3色のカラーが選べる「ATH-SQ5」(価格9975円、11月22日発売)、約130gと軽量でブルー、レッド、ブラック、ホワイトの4色が選べる「ATH-FC700」(価格6300円)といった、密閉オーバーイヤー型ヘッドホンの新製品も発表されている。



iPod用システムも発表


 発表会ではiPod関連の周辺機器として、iPodドック「AT-ID5」(価格6300円)、バーチャルサラウンドプロセッサー内蔵のステレオアンプ「AT-VSA30」(価格2万8350円)、小型スピーカーの「AT-SP30BLH」(価格9975円)も発表された。いずれも英語の「i」を連想させる、縦長のスリムなボディーが特徴。AT-ID5はホワイトとブラックの2色が選べる(ほかはブラックのみ)。

AT-VSA30

AT-VSA30を手にする女性モデル。縦置きのコンパクトなスタイル

 AT-ID5は、モデルごとに厚みが異なるiPodに対応するため、4段階の奥行き調整機構を装備。さらに、Dockコネクターの位置を左右に稼動させ、最適な位置でiPodを置ける。また、ビデオ再生時などに見やすい角度に調整できるよう、台座部分も前後に5~30度稼動するという。本体背面にはminiB対応のUSB端子、ライン出力、Sビデオ出力、コンポジットビデオ出力を装備する。本体サイズは幅98×奥行き87×高さ165mmで、重量は約320g。

AT-1D5、AT-VSA30、AT-SP30BLHを並べたところ

 AT-VSA30は、CCS(Clear Center Surround)と名付けられた映画、音楽用の2種類のサラウンドモードを装備。スピーカーの音量にあわせた低域制御などにも対応する。出力は30W+30W。本体サイズは幅44×奥行き150×高さ170mmで、重量は約635g。

 AT-SP30BLHは、片チャンネルに直径28mmフルレンジスピーカーを2基利用する1ウェイ2スピーカー構成で、バックロードホーン型。インピーダンスは8Ωで、再生周波数帯域は140Hz~18kHz。感度は84dB。本体サイズは幅50×奥行き146×高さ176mmで、重量は約485g(1台あたり)。本体には1mのスピーカーケーブルが2本付属する。

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