ヤマハ(株)は4日、1ユニットでサラウンド環境を実現するアンプ内蔵スピーカー「デジタル・サウンド・プロジェクター YSP-500」を発表した。10月下旬発売で、価格はオープンプライス。想定実売価格は8万円前後。
8月20日に同社が発表した「YSP-4000」(関連記事)の下位機種という位置づけで、YSPシリーズ入門機として投入する。
本体サイズが幅610×奥行き220×高さ120mmと、YSP-4000(幅1030×奥行き144×高さ198mm)に比べて小型化されているのが特徴。テレビメーカーの販売しているテレビラックに十分収まるサイズになっているという。
機能的には(YSP-4000と比較して)HDMI端子および「シネマDSP」が非搭載となり、また内蔵スピーカー数は、YSP-4000が2W×40、20W×2だったのに対し、YSP-500は2W×16、15W×2となる。仮想サラウンド機能である「マイサラウンド」はYSP-4000と同様に搭載する。
最大出力は62W。音声入力は5系統(アナログ×2、光デジタル×2、同軸デジタル×1)、音声出力は1系統(サブウーハー用)、映像出力は1系統(コンポジット)で、重量は8.5kgとなる。
なお、サブウーハーとのセットモデル「YSP-HT500」も用意されている。価格はオープンプライス。