マイクロソフト発表会&ブースレポート
【CEATEC JAPAN 2007 Vol.3】ふと気がつくとWMP11に50万曲を検索/購入できる機能が加わっていた
2007年10月02日 21時54分更新
CEATEC JAPAN初の出展となるマイクロソフトのブースでは、パートナー企業と連携して開始した新サービスに関する記者説明会が開催された。
約50万曲の高速検索が可能な「mora win type1」
本日よりサービスを開始した「mora win type1」は、(株)レーベルゲートが提供する有料音楽配信サービス。ウェブブラウザーでアクセスするのではなく、「Windows Media Player 11」(WMP11)から直接アクセスでき、楽曲ファイルを購入できる。
現在販売されている約50万曲の曲名リストがローカルのハードディスクに保存され、あたかも楽曲がローカルマシン内にあるかのように見えるのが特徴。楽曲の検索には、WMP11で採用された検索技術「LISL」(リスル)が利用されており、最初の1文字を入力するだけで、頭文字が当てはまる楽曲が即座に絞り込まれる。現在WMP11を利用しているユーザーは、ツールバーのmora winボタンをクリックするだけで利用できる。
発表会に参加したレーベルゲート代表取締役社長の今野敏博氏は、去年の9月にWMP11のプロトタイプを見て「これはすごくいい」と感じ、マイクロソフト側と新サービスの話を進めたという。今回の新サービスについては「今後どんどん進化させて、一般の人たちがデジタルミュージックを楽しめるようにしたい」と意気込みを語った。
楽天の最新情報をデスクトップに表示する「楽天ランキングTOWN」
10月中旬より提供開始予定の楽天(株)の「楽天ランキングTOWN」β版は、「楽天市場」の最新情報をデスクトップ上に表示できるWindows Vista用のサイドバーガジェット。
ガジェットをクリックすることで、楽天市場の最新トピックが一覧表示されたり、ダブルクリックすることで、商品カテゴリ別のランキングがグラフィカルに表示される。.NET Framework 3.0に含まれるユーザーインターフェース「Windows Presentation Foundation」に準拠しており、クリック時の動きなどに3D効果やアニメーション効果をふんだんに盛り込んでいる。
記者説明会に参加した、楽天の執行役員で、開発・編成統括本部 プロデュース本部長の和田圭氏は「これまでサーバ側(ウェブブラウザー)でできることとしてサービスを提供してきた」が、Windows Vistaでデスクトップの表現力が高まってきたことから、「(今年1月の楽天のAPI公開の時点で)デスクトップとの連携もトピックスとして考えていた」とし、それが今回のガジェット提供につながったという。
ワンセグとメディアセンターの融合!?
マイクロソフト(株)のブースでは、ワンセグのデータ放送とWindowsメディアセンターのポータル機能である「メディアオンライン」との連携や、Windows Vistaで新たに実装されたデバイス接続技術「Windows Rally」のデモンストレーションが行なわれており、注目を集めていた。
