(株)ニワンゴは1日、動画にコメントをつけられるサービス「ニコニコ動画(RC)」と、動画共有サービス「SMILEVIDEO」にて、投稿される動画に対する権利保護の取り組みを強化するため、権利者との個別の対話を積極的に展開していくと発表した。
同社では権利保護システムや監視体制の強化、サービス利用者への啓蒙活動を目的として各権利者と協議を行なっていくという。施策の具体的内容は以下のとおり。
- 投稿動画の監視・削除体制を整備し、権利者からの包括的削除依頼(番組・作品名による一括削除)に対応する。個別の話し合いによって削除の実施項目を決定し、権利を侵害する投稿動画を発見した場合、速やかに削除する体制を構築する
- 「権利侵害対応プログラム」(後述)の機能強化・拡張を行なう。それにあたっては同システムを利用する権利者の意見を取り入れるという
- 著作権等の権利、および権利保護に関する理解をサービス利用者に訴えるページをニコニコ動画(RC)およびSMILEVIDEOに設置する
なお同社では既に、権利者からの削除要請に基づく権利侵害動画の削除、事前登録を行なった権利者に対し、削除申請と同時に動画の閲覧停止を実施できる「権利侵害対応プログラム」の提供や、権利侵害動画として削除された動画が再投稿された場合、システム的に自動で感知して削除する、といった取り組みを実施している。