パイオニア(株)は26日、DVDプレーヤーの新機種として、1080pへのアップスケーリング出力に対応した「DV-800AV」を10月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格は7万円前後。
DV-800AVは、今年4月に発表されたDVDプレーヤー「DV-600AV」(関連記事)の上位機種にあたる製品。DVD/DVDオーディオ/スーパーオーディオCD(SACD)、ならびにWMV/DivX9形式のビデオ、MPEG-4 AACのオーディオデータなどが再生できる。1080pへのアップスケーリング出力に対応し、HDMI端子を搭載するのはDV-600AVと同様だが、プラズマテレビなどとHDMI経由で接続して、同社製のプラズマテレビのリモコンで本機の操作が行なえる「HDMIコントロール」に対応したのが特徴。また、剛性を高めた新シャーシの採用により、ノイズを削減し、よりクリアな音質を実現している。
さらに、JPEG画像を高解像度のまま表示できるほか、低解像度の画像をアップコンバートして表示する「JPEG HD」に対応し、サラウンドフォーマット「DTS 96/24」のデコードに対応するのも、DV-600AVから追加された機能だ。
映像出力端子系はHDMI、コンポーネントビデオ、D4、S2、コンポジットビデオを1系統ずつ備える。またデジタル音声出力としてデジタルオーディオ×2(光、同軸)を備えるほか、アナログステレオオーディオ出力。マルチch対応アナログオーディオ出力を備える。本体サイズは幅420×奥行き314×高さ102mm、重量は5.3kg。消費電力は14W(待機時0.5W)。