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アドビ、「Audition 3」と「Flash Media Server 3」をプレビュー
2007年09月19日 19時14分更新
早くもAdobe Flash Media Server 3をプレビュー!
続いて「Adobe Flash Media Server 3」が紹介された。Flash Media Serverは、同社のビデオソリューションの要とも言える映像配信ソリューションであり、最新バージョンのFlash Media Server 3では、コンテンツ保護機能やH.246ビデオコーデックとAAC+オーディオコーデックがサポートされる。
Flash Media Serverは独自の通信プロトコルである「RTMPE」(Real Time Messaging Protocol Enhanced)を採用しており、これまでのRTMPEに暗号化を追加することでよりセキュアなコンテンツ保護を実現するという。SWF検証機能も搭載しており、オリジナルからの改竄や別ホストからの再生を抑制できる。
またH.264のサポートによって、既存のiPod向けポッドキャスティングコンテンツなどを再エンコードせずにストリーミング配信が可能になる。パフォーマンスも向上しており、前バージョンと比較して同時接続ストリーム数は200%増加し、100ストリームから200ストリームの配信が可能になった。
モバイルでのストリーミング配信ではFlash Lite 3搭載の携帯電話機にFLVのダウンロードおよびオンデマンド・ライブストリーミング配信が可能となった。古村氏によれば「(Flash Lite 3搭載携帯電話端末は)年内ぐらいにでてくるのでは」としている。
Adobe Media Playerは今秋パブリックβが登場予定
最後に登場が待たれるアドビ自身のAIRアプリケーション「Adobe Media Player」についても言及し、今秋にパブリックβを公開し、来春には正式版として配布するとした。
Adobe Media Playerは、今秋にベータ版が公開される。「効果測定機能」は、オフライン時の再生回数なども収集可能で、オフライン時の再生回数は、ローカルに情報を蓄積しておき、オンラインになった段階で自動的にデータを送信するという。
アプリケーションとしての機能は、Flash形式の動画ファイルをストリーミング/ダウンロード再生が可能なプレーヤーソフトで、Flash Media Server 3からの配信映像の再生に対応するほか、RSSを利用したビデオポッドキャスト映像なども再生できる。
AIR上で動作し、AIRを利用するほかのアプリケーションとの連携などが可能となっている。そのほか、「広告を含むコンテンツから広告のみを取り除く」といった改ざん防止機能や、ダウンロードしたクライアント環境(パソコンや携帯端末)でのみ再生が行なえるIDベースのコンテンツ保護にも対応する。