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全社レベルのBIを実現――マイクロソフト、「Office PerformancePoint Server 2007」を11月上旬より提供開始

2007年09月18日 21時34分更新

文● アスキービジネス編集部

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マイクロソフトは、Officeとの連携機能を強化したBIアプリケーション「Microsoft Office PerformancePoint Server 2007」の 日本語版を11月上旬より提供開始する。価格は100ライセンスで500万円前後。


予算編成に真価を発揮するBIソリューション


 マイクロソフトは、ビジネスユーザー向けの統合パフォーマンスマネジメントアプリケーション「Microsoft Office PerformancePoint Server 2007」の 日本語版を11月上旬より提供開始する。

 このOffice PerformancePoint Server 2007は、Excelをフロントエンドに使うビジネスインテリジェンス (BI) アプリケーションとなっている

「9月5日に実施した戦略説明会でも発表したが、Office 2007と情報システムとの統合・連携を図るソリューションの拡充に力を入れていく」とインフォメーションワーカービジネス本部の業務執行役員本部長 横井伸好氏が強調するように、BIは同社がOfficeとの連携を強化する分野の一つ。

マイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部 業務執行役員本部長 横井伸好氏
マイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部 業務執行役員本部長 横井伸好氏

 Office PerformancePoint Server 2007の特徴は「プランニング機能」、「モニタリング機能」、「分析・レポーティング機能」の3つが挙げられる。

 プランニング機能では、社内データを集積し予測業務などを効率的に行なう。「特に予算編成で真価を発揮する」とインフォメーションワーカービジネス本部 エグゼクティブプロダクトマネージャ 米野宏明氏は強調する。

「いままで企業の予算はExcelを利用して編成されていることが多いため、ユーザーはインタフェースに慣れており、多次元データベース上で自動集計することで予算作成時における高い利便性を実現している」(米野氏)という。

マイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部 エグゼクティブプロダクトマネージャ 米野宏明氏
マイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部 エグゼクティブプロダクトマネージャ 米野宏明氏

 また、モニタリング機能によって、戦略の共有と業績のリアルタイムの監視が可能となる。集約された業務データや実績データを、スコアカードや戦略マップ、分析チャートなどの形式で可視化している。分析機能やアルゴリズムを容易にダッシュボードに移行して、ExcelやPowerPointにエクスポートできる。

 さらに分析・レポーティング機能によって、迅速な意志決定を支援する。操作性を高めるためにウィザードベースのWebレポートとなっており、黄色であれば「警告」、赤であれば「危険」といった視覚に訴える業務実績のレポーティングを行なう。作成されたレポートはExcelやPowerPoint、Outlookへのエクスポートも可能。

 米野氏はOffice PerformancePoint Server 2007の競合製品として、「オラクルのHyperionやビジネスオブジェクツ社に買収されたCartesis」などを挙げている。価格は正式には決定していないものの、アメリカでサーバーが約2万ドル、クライアントアクセスライセンスが約195ドルということから、「100クライアントで500万円前後の製品になる」(米野氏)という。

 なお、マイクロソフトはBI導入の最新事例などを紹介する「Microsoft BI Conference 2007 Autumn」を11月30日に実施する。また、BI専門コンサルタントを講師に招いて少人数限定の講義を行なう「BIラウンドテーブル」を年間60回実施する。同社はBI普及を推進する活動を今後も積極的に執り行なっていく予定。

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