中国版の“中野ブロードウェイ”?
弦動楽百城の内部では、1階と2階にフィギュア、ぬいぐるみ、プラモデル、ゲームなどを扱うショップが集中している。ちなみにさらに上層階には庶民的なネットカフェにゲームセンター、日本語の通じる日本料理店などもあり、日本人には嬉しい仕様となっている。アキバというよりは中野ブロードウェイに近いイメージのようだ。
「普通の人もフィギュアや食玩を買う」とは前述したけれど、どうもこのビルの中は、中国版アキバ系男性や腐女子ばかりがいるような気がする。
中国にアキバ系男性や腐女子がいるのだろうか? 中国で最も所得の高い上海では、モノが豊富にあり、さまざまな趣味を持つ人がいる。ファッションでも意識すれば、日本に近い着こなしができる。
一方で、(全世界共通かどうかは知らないが)上海でもアニメやゲームを趣味にする人はファッションをあまり意識しない。そんなわけで自然と日本のアキバ系と言われる人々に似た服装となり、ほかの上海人とは違うというのが見て分かる。
そういえば筆者が上海で開催された中国のゲームショーを取材したときに聞いた話がある。その会場周辺の一般人曰く、「(今日は)デイバックにシャツで同じファッションばかりだ……」。
写真で見るオタクビル
話がそれたが、百聞は一見にしかず。弦動楽百城にはどのような店があるのか写真で紹介しよう。