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転職経験あり! 仕事人たちのストーリー 第14回

小説家志望からエンジニアへ転身。転職回数の多さは、スキルアップの道となる!

2006年11月09日 00時00分更新

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面接の場で激論!? スキルよりもどんな仕事をしたいのかをアピール

佐藤さんにとって3度目となる転職活動は、まず転職情報サイトに登録することから始まった。すると、早速ITプロフェッショナル専門人材紹介会社を紹介され、BtoCサービスの現場でエンジニアとして働けることを条件に転職先を探してもらい、3社の面接に臨んだ。

「技術者の転職では、即戦力になるのは当たり前のこと。ですから、面接でスキルをアピールしてもあまり意味がないと考え、『入社した会社で何ができるのか』『どんな仕事をしていきたいのか』ということを伝えました。私の場合であれば、BtoCサービスのシステムに携わりたいということと、スキルアップに貪欲であることですね。また、サイバーエージェントの面接では、入社後の上司となる面接官と業務内容の向上について激論を交わしました。チームワークが必要なBtoCサービスの現場では、スタッフ同士の意見のぶつけあいは何よりも重要です。私はこの面接を通じて、サイバーエージェントは1人1人の意見を聞き入れ事業を進めることに意欲的な会社だなと惹かれました」

 こうして佐藤さんは2006年4月にサイバーエージェントへ入社。BtoCの現場にこだわり、現在は10人ほどのエンジニアを束ねてAmebaブログのシステムの設計や作り替えを行なっている。

「私は『ユーザーの反応をダイレクトに感じられるBtoCの現場で活躍し、スキルアップしていきたい』という信念のもと転職をしてきました。だからこそ、それぞれの会社で培ったスキルを生かすことができたのだと思います。とはいえ、決してすべてが順調に進んできたわけではありません。何事も吸収しようと貪欲に仕事をして乗り越えてきただけです。スキルは学ぶ時間に比例して向上します。エンジニアは技術を学ぶために専門書を読みますが、それだけでは不十分。技術書の原書を読むために英語を覚えるような広範囲におよぶ努力も、大切にしています」

現在の会社へ転職する際の活動スケジュール
2005年11月転職情報サイトとITプロフェッショナル専門人材紹介会社に登録
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2006年1月上旬1次面接(役員面接)
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1月中旬2次面接(現場の上司による面接)
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4月サイバーエージェント入社(正社員)

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