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転職経験あり! 仕事人たちのストーリー 第16回

大企業からベンチャー企業へ転職 転職成功で得たもの、失ったもの

2007年02月01日 00時00分更新

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加藤義憲さん 株式会社オウケイウェイヴ 開発本部 本部長

加藤義憲さん
株式会社オウケイウェイヴ 開発本部 本部長

情報交換サイト「OK Wave」の運営などを行なう株式会社オウケイウェイヴで、開発本部のリーダーを務める加藤義憲さん。同社に転職するにあたり、NTTという大企業から設立間もないベンチャー企業への転職というキャリアデザインとなったという。どの転職成功のなかにもメリット、デメリットは必ずあるもの。加藤さんに、どのようにして満足する転職ができたのかを聞いた。

加藤義憲さんの転職成功のポイント
・日頃から自分の意思を明確に伝えてきた
・イヤなことから逃げるのではなく、目標を達成するために転職したこと
・筋道の通った転職動機を語り、これまでの職場の人事担当者を説得した
企業を選んだポイント
これから取り組む仕事にビッグビジネスの可能性と社会的価値を感じたため

研究職を希望するも配属先は営業部。 それでも仕事に積極的であり続けた

 大学で人工知能の研究をしていた加藤さんは、1996年に大学を卒業してNTT(再編前)に就職。潤沢な資金を擁するNTTの研究所で、人工知能の研究を追及しようと考えたからだ。ところが加藤さんが配属されたのは営業本部の開発部。ここで法人向けシステムの受託開発チームのエンジニアとして働くことになった。「いずれは研究所で働きたい」と希望していたが、次に配属されたのは営業支援ソフトのパッケージ商品を販売する部署だった。ここでの仕事は、企業が困っていることやソリューションで解決したいことをヒアリングして問題解決の後押しをするという、コンサルティングのような仕事だった。

「入社以来、人工知能の研究とはまったく違う内容の仕事をすることになってしましました。『こんなはずではなかったのに』という気持ちもありましたが、研究所へ異動する希望を抱いて目の前の仕事に全力で取り組みました。今いる場所で成果をあげなければ、希望部署への異動したい意向も受け入れてもらえないでしょうからね。資格に対しても積極的に行動し、データベーススペシャリスト(注1)やネットワークスペシャリスト(注2)などを取得しました」

注1:データベーススペシャリスト
データベースの構築と管理をする能力を認定する国家資格。2000年度で終了し、現在は同等の位置づけとして「情報処理技術者試験 テクニカルエンジニア(データベース/DB)が運用されている。

注2:ネットワークスペシャリスト
ネットワークの構築と運用をする能力を認定する国家資格。2000年度で終了し、現在は同等の位置づけとして「情報処理技術者試験 テクニカルエンジニア(ネットワーク/NW) が運用されている。

 その後、営業部署に配属されてルート営業を行なっていた加藤さんに、大きな転機が訪れる。設立したばかりのオウケイウェイヴに転職していた職場の先輩から、一緒に働かないかと声をかけられたのだ。加藤さんがNTTへ入社して4年目の2000年5月のことだった。

「とても馬が合う先輩で、彼がNTTに在職していた頃からお酒の席で『何か新しいビジネスを考えようよ』と語りあったものでした。それを覚えていて、僕を誘ってくれたのです。この誘いをいただいた当時の僕は、NTTでのルート営業はそれなりにおもしろい仕事だけれど、入社時からの希望とは随分ズレた仕事をしているというやるせなさを感じていました。その一方で研究職への憧れにも増して、新しいサービスの開発に興味を抱くようにもなっていました。そんなこともあって先輩の誘いを、やりたい仕事ができるチャンスかもしれないと思い始めたのです」

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