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転職経験あり! 仕事人たちのストーリー 第17回

マンガ家のアシスタントからプロジェクトマネージャーへ転身。紆余曲折のキャリアこそ、自分だけの武器に通じる!

2007年02月01日 00時00分更新

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面接はプレゼンテーション能力をアピールする絶好の場

 西川さんはプロジェクトのマネジメント能力が評価され、2001年にはグループリーダーに就任。約20人の部下を率いて、数々のWebコンテンツ制作に励んだ。ところがある日、会社から部下をリストラせよという命が下る。それに対して西川さんは首を立てに振ることができず、それなら自分が最初に辞めると言って2005年9月に威勢よく退職してしまう。 少し早まったという思いを抱いたものの、すぐにこの退職をキャリアアップのチャンスとポジティブに捉え、自分らしさを最も高く評価してくれる会社に入社しようと決意。Web制作会社に的を絞って1カ月間に4社の入社試験を受け、いずれの会社からも内定を得た。応募書類では、これまで培ったプロジェクトマネージャーとしての実績とスキルをアピール。面接では「どんな仕事ができる人間であるか」を実績を交えてプレゼンテーションし、自分の能力と可能性をアピールした。

「僕は自分が携わった仕事の企画書や仕様書、設計書などをすべてポートフォリオにして保存しているんです。これまでの仕事を記録しておけば、類似する内容の仕事に出会ったときは効率的に進められるし、打ち合わせ時などに僕の実績や能力を分かってもらえると考えたからです。このポートフォリオを面接官に提出し、実績と能力に加えて今後の可能性もアピールしました。僕は特別なIT資格を取得していません。これまで忙しすぎて資格を取る時間がなかったですからね。だから実績で勝負しました」

 ネットイヤーグループは、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力に長けた人材を特に求めていたため西川さんを評価したという。それに対して西川さんは、この会社ならさまざまな自分のキャリアによる仕事の方法論を生かしてスムーズに仕事ができると判断し、2005年に入社した。

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