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転職経験あり! 仕事人たちのストーリー 第22回

誰でも必要な"情報収集"術 そのコツを習得しよう!

2007年03月15日 00時00分更新

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仕事術! 情報を得るには、自らも情報を提供しなければならない

 日本HPに入社した松尾さんは、現在実践している仕事術として、「情報共有」「情報を収集する」の重要性についても語った。

 自由な社風のある企業では自主性が問われることが多い。日本HPも例外ではなく、松尾さんは入社後に情報の共有や収集を自ら積極的に行なうよう、仕事のスタイルを改める必要に迫られたそうだ。

「現在、私はRFIDのミドルウェアやその上位のアプリケーションを使って情報を活用するサイトの構築や、デモサイトを構築する仕事をしています。そこでは、最新の技術情報をグループミーティングで話し合ったり、社内のポータルサイトで情報をシェアしたり、常に最新の情報をグループで共有するように努めています。最新の技術情報を生かして開発をすることが、私たちの仕事の重要なポイントになりますからね」

「情報を他人からたくさんもらう秘訣は、自分が率先して情報を提供することだと考えています。情報を提供している人には、自然と情報が集まってくるものです。また、情報共有のためのコミュニケーションを通じて仕事意識の高い人と接することは、モチベーションへの刺激にもなります」

 松尾さんの職場は、社員が個々に机を持たないオフィススタイル(フリーアドレス制)なので、荷物や資料を自席に貯めこむことができない。そうした環境にあって自分で収集した情報を有効利用できるように、彼は情報のペーパーレス化に取り組んでいるという。

「気になる技術やWebサイトの情報も、常にパソコンに取り込むようにしています。情報を収集するのは大切なことですが、それも活用できなければ意味がありません。Webページやメモをファイリングできるフリーソフトの『紙copi Lite』を使ってそれらの情報を管理し、必要な書類や情報をすぐ見つけて仕事に生かせるようにしています」

「私は自分のことを、もっとスキルを身につけてプロフェッショナルにならなければいけないと捉えています。プロフェッショナルとは、自分で道を開き、方向を決め、そしてそれを確実にこなしていく人のことだと思います。そういう人になれるように、英語力やコミュニケーション能力なども補い伸ばしていくのが、今の私がすべきことです。世界で活躍できる人になることを目標として、少しずつでも時間をムダにせずに、何事にも真剣に取り組んでいきたいですね」

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