(社)電子情報技術産業協会(JEITA)は11日、今年7月の移動電話(携帯電話機・PHS端末)の国内出荷台数実績を発表した。国内の携帯電話機・PHS端末の出荷数の合計は534万8000台で、前年同月比154.6%となった。
携帯電話機の出荷数は合計510万8000台で、2ヵ月連続で500万台を突破した。特にワンセグ対応機の伸びが著しく、前年同月比で約6倍となる伸びを示している。また、携帯電話機の出荷数全体の中でワンセグ対応機が36.6%を占めるに至っている。
携帯電話機の出荷が好調な理由について、JEITAでは「防水仕様、ワンセグ対応機などの夏モデルが追い風となった」と分析している。
一方、PHSの出荷数は24万台で、前月比180.4%、前年同月比147.3%となった。
2007年7月単月での出荷台数実績
- 携帯電話機・PHS合計
- 534万8000台(154.6%)
- 携帯電話機合計
- 510万8000台(154.9%)
- ワンセグ対応携帯電話機
- 186万9000台(602.6%)
- 3G以降の携帯電話機
- 505万1000台(167.8%)
- 2G携帯電話機
- 5万7000台(20.0%)
- 公衆用PHS
- 24万台(147.3%)
()は前年同月比
2007年4月~7月の累計出荷台数実績
- 携帯電話機・PHS合計
- 1855万9000台(114.5%)
- 携帯電話機合計
- 1795万4000台(114.5%)
- ワンセグ対応携帯電話機
- 520万7000台(-%)
- 3G以降の携帯電話機
- 1774万6000台(167.8%)
- 2G携帯電話機
- 20万8000台(11.7%)
- 公衆用PHS
- 60万4000台(116.2%)
()は前年同期比
今回発表されたのは、調査対象となった企業各社の出荷数を基にしたデータ。調査対象は、カシオ計算機(株)、京セラ(株)、三洋電機(株)、シャープ(株)、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)、(株)デンソー、(株)東芝、日本電気(株)、NEC インフロンティア(株)、パナソニック モバイルコミュニケーションズ(株)、(株)日立製作所、富士通(株)、三菱電機(株)、(株)日立国際電気、セイコーインスツル(株)、日本無線(株)、(株)ケーイーエスの17社。