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惚れたぜ!

【レビュー】Microsoft Natural Ergonomic Desktop 7000

2007年09月05日 20時02分更新

文● 編集部 美和 正臣

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“Ctrl”“Enter”キーが小さくなってしまったのは残念


ただし「これは改悪ではないのか?」と思わせる部分もある。

そのひとつが、左端に配置されている“Ctrl”キーのサイズだ。この部分のCtrlキーは、全選択の“Ctrl+A”、コピーの“Ctrol+C”、ペーストの”Ctrl+V”、やり直しの“Ctrl+Z”などで頻繁に利用するもの。

テキストや画像の編集ではもっとも重要なキーのひとつであるが、このサイズが従来の2/3程度になってしまったのだ。そのため、指の太い筆者などはいつもCtrlボタンのタッチに失敗してしまい、ややストレスを感じた。

左側のCtrl付近のキーの様子。左がMicrosoft Natural Ergonomic Desktop 7000、右がMicrosoft Wireless Optical Desktop Pro。Ctrlキーが小さくなっていることが分かる

こちらは右側のCtrl付近のキーの様子。写真の順は前述の通り。レイアウトのためShiftキーが小さくなった。またEnterキーも小型化されたため、Microsoft Wireless Optical Desktop Proに慣れたユーザーだとやや違和感がある

また、“Enter”キーの幅も従来の2/3程度のサイズになってしまったのは残念だ。



“脚の弱さ”も改善してほしいポイント


ぜひとも改良してもらいたかった“脚の部分”も従来のままであった。

いつもキーボードが置かれている机の上で、書類を記入する際などに、一時的にキーボードをどけたいというユーザーは多いだろう。そんなとき筆者は、ワイヤレスキーボードを縦向きにして置いておく。ところが何かの拍子でキーボードが倒れた際に、この脚が割れてしまうことがあった。

熱狂的信者たる筆者は、今まで5台のDProを使用してきたが、過去に3回ほどこの事故が起きてしまった。他社のワイヤレスキーボードを利用している際にこういった事故は起きたことがないので、多分こういった衝撃がキーボードの脚にかかることは、マイクロソフト側には想定外なのだろう。次期製品、またはマイナーチェンジモデルで改良を願いたいところだ。

キーボード背面の足。写真の順は前述の通り。同じ形状のものが利用されている。筆者の経験上、このキーボードの中で最も弱い部分なので、ぜひとも次期バージョンでは改良してもらいたいところだ

さて、つらつらと不満な点を書き連ねてしまったが、筆者の中での評価は上々だ。DProで満足していた部分に新たに機能を追加し、さらにストレスの少ない製品が完成した感がある。メーカー希望小売価格が1万2800円、実売1万1800円程度とキーボードの中ではやや高価な部類に入るが、そのぶん満足度は高いものとなっている。

宣教師たる筆者は「まずは使ってみて。そうしたら、もうほかの製品は使えないから」という言葉で締めたい。

マイクロソフトさん! これもワイヤレスで復活させてっ!


と、ここまでMicrosoft Natural Ergonomic Desktop 7000のレビューついでのお願いを書き連ねてきたが、ついでにこちらの製品の復活、または新製品の発表もお待ちしている。それはトラックボールの『Trackball Explorer』だ。

Trackball Explorer

これが編集部が復活を期待している『Trackball Explorer』。いろいろなトラックボールを使用してきたが、この製品がもっとも使いやすい。この表面の汚れをみてもらいたい。多くのユーザーは、これほど使い込んでいる。マイクロソフトさん、ぜひ復活をお願いしますっ!

実は編集部でもこの製品の利用者は多い。また、筆者の知り合いのライターの中でも愛用者が両手でも足りないほどいるのだ。玄人には大変人気のある製品なのである。


ちなみに、今年初めに秋葉原の一部ショップでこの製品が3000円で叩き売られたことがあったが、ショップの店員曰く「飛ぶように売れた」という。


実際に筆者も買おうと思ったのだが、次の機会にと思っていたら数日で売り切れてしまっていた。多少高くなっても問題ないので、ぜひ限定販売という形で販売を再開してほしいところだ。


なお、この製品のワイヤレスバージョンも歓迎だ! ただし、カーソルの反応の良さは従来と同程度としてほしい。マイクロソフトさん、期待していますよっ!

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