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仕事が楽しい! 人生が楽しい! 奧山 睦氏が語るSEのためのキャリアデザイン 第11回

最終回 良き未来図を描こう! ありのままの自分を受けとめるキャリアとは

2007年03月20日 00時00分更新

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 4の「高齢社会」について考えてみましょう。現在、女性の平均寿命は84歳、男性は78歳です。要は人生80年、100年時代の長期的なキャリアをこれからは考えていかなければならない時代だということです。その上でどう職業人生をとらえ、生きていくのか。今一度考えていきましょう。

 さて、この個人の人生・生き方におけるキャリア開発を考えるうえで重要なことがあります。それは、年収や職位などの狭義の意味でのキャリアだけではなく、自分の内面的価値観で描くキャリア、つまり「内的キャリア」があるということです。そしてさらに大切なことは、このキャリアは人の顔がそれぞれ違うように、一人ひとりさまざまに違うキャリアとなっていくものだと理解することなのです。

ありのままの自分を受けとめるキャリアとは
キャリアデザインマップをつくろう!

 先述したとおり、人生のキャリア形成を考えるときには「内的キャリア」を認識することが重要となります。なぜなら本来の価値観から望む内的キャリアと、年収や職位などのいわゆる外的な結果としてのキャリアとは必ずしも一致しないことはやはりあるからです。しかし、ありのままの自分を受容するような今後のキャリアを実現するためには、まずはなにより自分の「内的キャリア」の未来図を明確にしていく必要があるのです。

 ではここで、皆さんと一緒にワークショップを行ないたいと思います。まずは自身の「価値観分析」をします。自身の価値観を分析し、内的なキャリア観を持ちながら自身の今後のキャリアデザインマップを作成してみましょう。

Copyrights (c) Mutsumi Okuyama All Rights Reserved.

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