オリンパスイメージング(株)は6日、防水デジカメ『μ795SW』と光学式手ぶれ補正搭載のコンパクト機『μ830』を発表した。価格はオープンプライス。
10m防水などタフネス性能は維持し、顔認識機能を強化
μ 795SWは『μ 770SW』(関連記事)の後継機種で、水深10mまでの防水(JIS保護等級8相当)と防塵機能(JIS保護等級6相当)、100kgfまでの耐荷重性能、-10℃までの耐温度性能を備えている。
さらに一眼レフ機用に開発した画像処理エンジン“TruPic III”(トゥルーピックスリー)を搭載。すでに発表されている『μ 790SW』(関連記事)と同様に、顔検出機能も強化されており、逆光のシチュエーションなどで、被写体の顔と明るい背景の両方が黒ツブレ/白トビしない露出を決定する“フェイス&バックコントロール”アルゴリズムなどが採用されている。
光学系には屈曲式のインナーズームを採用しており、フルフラットなボディーとなっている点は、従来機種と同様。
撮像素子は1/2.33インチ有効710万画素のCCDで、感度はISO 80からISO 1600相当。レンズは屈曲式の光学3倍ズーム。焦点距離は6.7~20.1mm(35mmフィルム換算で38~114mm相当)、開放F値は3.5~5.0。記録メディアは14.7MBの内蔵メモリーおよび別売のxDピクチャーカードを使用する。背面のディスプレーは2.5インチTFT方式の“ハイパークリスタル液晶”パネル(約23万画素)を採用している。
本体サイズは幅91.8×奥行き20.8×高さ59.3mm、重さは115g(本体のみ)。バッテリーは専用のリチウムイオン充電池(LI-42B)で、約220枚の連続撮影が可能(CIPA測定基準)。
発売は今月21日で、店頭での販売価格は5万円前後になる見込みだ。
顔認識アルゴリズムと画素数を向上
μ 830は、2007年4月発売の『μ 780』(関連記事)の後継製品で、36mmからの沈胴式光学5倍ズームや、CCDシフト方式の光学式手ぶれ補正(IS)機構、TruPic IIIなどを引き続き搭載している。
撮像素子は従来の1/2.33インチ有効720万画素CCDから1/2.35インチ有効800万画素のCCDに変更された。また、“フェイス&バックコントロール”など、強化された“顔検知アルゴリズム”も搭載する。
本体サイズと重量は、幅99.6×奥行き24×高さ55.1mm/125g(本体のみ)と同様だが、カラーバリエーションが異なる。4色のうち“シャンパンシルバー”のモデルが先行して15日の発売。“ピアノブラック”“パーシモンレッド”“ブリティッシュグリーン”の3色の発売は22日。
店頭での販売価格は4万3000円前後になる見込みだ。