今年は40型以上の液晶テレビの伸びが顕著
発表会では、ソニーの福田隆志氏があいさつを行なった。同氏は今年の事業目標に“拡大と進化”を掲げ、ワールドワイドで1000万台の出荷を目指すという。“拡大”は画面サイズの大型化を指し、同氏によると、全世界において40型以上の液晶テレビの出荷の伸びが顕著だとし、今年度においても約44%が40型以上になると予想している。そこで「フォーカスしなければいけない重要な領域」と位置づけ、今回のラインナップは40型以上を充実させる形となった。
“進化”は高画質技術と革新的な操作性を挙げ、モーションフローの強化と新しいリモコンについて説明した。
続いて登壇した、ソニーマーケティング(株)の鹿野 清氏は、今年で3年目を迎えるBRAVIA事業について「第三章」と位置づけた。同氏は地デジ受信機の世帯普及率が27.8%になっている(NHKおよび総務省調べ)ことを挙げ、「国内の家電製品は普及率が30%を超えると急激に立ち上がる」とし、「まさに年末商戦は、そのターニングポイントの30%を超える絶好のビジネスチャンス」であると語った。
また同氏は、今年の年末商戦について、1999年から2000年にかけて多く出荷された、32型ワイドブラウン管テレビのユーザーが買い替えを考える時期だと予想。そして、32型のブラウン管テレビユーザーと同程度の大きさの46V型の液晶テレビが多く売れるのではないかと予想しているという。