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データ通信ユニット

レビュー:D01HW

2007年08月28日 23時51分更新

文● 池田冬彦

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まさに快適そのもののネット通信環境


 「EMモバイルブロードバンド」の最大のメリットは、通信速度が高速な点だ。今回は通信速度計測サイト「RBBToday」を使い、東京都や神奈川県での上り/下りの通信の実行速度を測定した。

D01HW

RBBToday提供の通信計測サイト「Speed.」は、回線種別などの必要項目を入力すると実行速度を測定できる

通信速度計測結果
測定地 下り 上り
東京都練馬区 1.7Mbps 88Kbps
東京都品川区 JR品川駅周辺 1.6Mbps 110Kbps
神奈川県茅ヶ崎市 1.9Mbps 130Kbps
神奈川県藤沢市 2.3Mbps 325Kbps
MacBook(Core Duo 2GHz、メモリー2GB、OS X 10.4.10)を使って「Speed.」で計測を実施した。下りの通信速度は速いが、上りの速度とはかなりの差がある。下りの高速性に慣れると、上りの遅さにストレスを感じるだろう

下りは最大2.3Mbpsで、悪くても1.6Mbpsと非常に良好。「YouTube」などの動画再生もまったく問題がなく視聴できた。ただし、上りは90Kbpsを下回ることもあり、ファイルの送信はかなりの時間がかかる場合もある。

 今回は列車移動中の接続に関しては検証していないが、自動車で時速60kmで走行しながらの接続テストを行った。結果は、平均して下り1.5Mbpsで通信できた。基地局との距離が遠い場所などでは電波が弱いため通信速度が極端に落ち込むこともあるが、移動することで電波状況が改善されれば、再接続なしで続けて使用することができる。


【Conclusion】
 月額5980円の定額料金で平均2Mbpsクラスの通信ができるのは、極めて画期的。機器は小型・軽量で持ち運びも楽々。まさに革命的なアイテムだ。

×  付属する「D01HW管理ツール」の機能がほとんどないのが寂しい。電波強度やこれまでの累積通信データ量などの表示機能が欲しい。

(MacPeople 2007年9月号より転載)

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